今年良かった曲たち その1
カテゴリ:日記

 

適当に2015年に良く聴いた曲をアップして行きます。OIDの年間ベストの記事とともにお楽しみください。年末年始のCD/レコード購入の参考に!その5くらいまで記事を書こうかなと思っています。よろしくどうぞ(順位はありません) 。

 

 

1.Jose Gonzalez / LET IT CARRY YOU

 

アルゼンチンのSSW。ビートルズのラバーソウルを思わせるような牧歌的な音像。でも、やっぱりレイヤーの違う文脈や土地柄から湧き出してきた音のようにも聞こえます。案外、地面と音楽の関係性ってあると思うんですよね。言語とかも関係あると思うんです。話している言葉で、使う帯域が微妙に違うはずですから。そういう場所から越境してくる音楽って、なんかこう、違ったひっかかりがあるように思うんです。

 

 

2.Benjamin Booker / violent shiver 

 

 

むちゃくちゃ格好いい。まだ若いんじゃなかったけな、ベンジャミン・ブッカー。HIPなアフロアメリカンはR&BとかHIP HOPを経由したジャズとか、クロスオーバーしたジャンルで大活躍中ですけれど、こういう直球のロックンロールもシビれるなぁと。こんなふうに格好良くロックンロールを演奏してみたいです。

 

 

3.Cancers / Moral Net

 

これは俺の好きなパワーポップ/エモが全部詰まってますね。男女混声なところ、潰れまくったファズギター、ヨレたビート、もうどこを齧っても美味しいところしかない一曲。DAWAさんのFLAKEからリリースになってます。

 

 

4.eastern youth / 街の底

 

日本の宝、イースタンユースの新曲。いや本当に、毎度なんですけれど、俺の心の奥底の冷たくてイガイガした部分の最底辺に沈殿した澱の中にある、自分でも気づかなかったような熱い部分を震えさせてくれるんですよね。で、毎度、俺はまだ進んで行けるのだと確信します。どんなに世界が冷め切っても「俺は熱いぜ、馬鹿野郎!」って返せます、こんな曲が鳴り続けるのならば。

 

 

5.Belle & Sebastian The Party Line

 

ベルセバっぽくないような気もしますが、俺は好きです。iPhoneのプレイリストに入れて聴いていると、「あれ、誰だっけ?HOT CHIPだっけ?」って確認してしまうんですけれど。で、毎度、あー、ベルセバだったと思うわけです。電子音も含めて、妙にエモーションがあって良いですよね。

 

 

6.田渕ひさ子 / innocence of a lost girl

 

17分くらいから歌っていう曲なのですが、山田マキさんという方の曲のカヴァーだそうです。田渕さんのソロのCDに収録されているヴァージョンはレディオヘッドの「No Surprises」みたいな雰囲気もあって、ちょっとメランコリックで、好きでした。nestで中尾憲太郎さんが「聖子ちゃんみたいやけんねー」って言っていましたけれど、透き通るような声も良いです。

 

 

7.Awesome City Club / Children(demo)

 

シモリョーと一緒に渋谷のnestで衝撃を受けてから1年くらいかな。Gotchバンドも手伝ってくれているmabanuaプロデュースでデビューした彼らですけれども、本当に良いです。もうずっと勝手に言ってますけれど、SING LIKE TALKINGみたいですよね。佐藤竹善みたいな声。このビデオはデモなんですけれど、CDに入ってるバージョンはもっとグルーヴィーで格好良いです。動画がこれしかなかった。。。

 

 

8.MO'SOME TONEBENDER / トーキョーロスト

 

もはや誰も追随できない、孤高としか言いようのない存在になってきたモーサムの新譜。ふざけてフリしてビシビシと核心に言葉を投げ込んでくるような作品だったと思います。ヤラれた!と思いました。こちらは地獄盤?のリード曲でしたっけ?まだ天国盤を聴いていないので、早急に買います。すみません、ちょっと試聴したら、こっちも最高でした。降参。

 

 

9.Death Cab For Cutie / No Room In Frame

 

プロデューサー兼メンバーのクリス・ウォラの脱退がショッキングで、誰しもが作品の仕上がりを心配したと思うんですけれども、結果、とても素晴らしい作品でした。なんとなくプロダクションの手触りにポスタルサーヴィスを感じますが、まあ同じ人がやってますから当たり前か。随分前のサマソニで観たっきりなので、また来日してほしいです。

 

 

10.Toro Y Moi / Empty Nesters

 

毎度、ビデオを観ると笑ってしまいます。木の上に寝転がってるだけのMVもありましたね、前に。よく分からないけれど、楽しそうです。曲も。何が懐かしいのか言葉で言い表すのは簡単ではないんですけれども、なんだか懐かしいアルバムでした。60年代とか70年代とかってこんな感じだったのかしら?と、実際にはそうじゃないんだけど、擬似レトロみたいな。こういうトロイモア、もうちょっと続けて聞きたいです。

 

 

つづく。

2015-12-27 1451221760
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