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11月8日。早朝。デュッセルドルフ空港からロンドンのヒースローに移動。むちゃんこ眠い。そして、この後にライブかと思うと気が遠くなりそうだった。でもまあ、とにかく移動。
ヒースローからの渋滞を経て、ロンドンに到着。ロンドンの街はお洒落で良い感じだ。どうしてこのように洒落ているのかはゆっくり考察してみないとわからないのだけれども、おそらく、適度にトラディショナルな古い建物が残っているところなのではないかと思う。建物の高さも割と揃っている感じで、なんというか、街並みに規律があるように感じられるのだ。好き勝手してないわけではないんだけれど、踏み越えてはいけないラインがあって、それを皆が暗黙の了解としているような、そんな気がする。温泉宿場町のローソンが自主的に茶色い、みたいな気遣いが街全体に宿っているような、そんなイメージ。違ってるかもしれないけれど。
まあ、戦争と地震で燃えてないっていうのも、古い町並みが残っているひとつの要因ではあるんだけれども。
ライブ会場はO2 Academy Islington。O2という携帯のキャリア会社がやってるベニュー。マックスで800人くらいのキャパシティの会場。ステージが高い。
昨日に引き続き素晴らしい夜だった。二回目のヨーロッパツアーだけれども、毎度アジア的な音階の曲が喜ばれる。「N.G.S.」や「君という花」という曲がわかりやすい例かもしれない。それとは別に「ソラニン」のような曲も評判で、とても面白い。『Wonder Future』からの曲も反応が良くて嬉しかった。思えば前回のライブは途中で喉が潰れてしまって、とても悔しい思いをしたのだった。その後の公演もとても大変で、いろんな意味で忘れられないツアーになったのだけれど、そういう悔しい思い出を払拭できるようなライブだったと思う。まあ、前回はロンドンに対する思い入れもあって、力みすぎて声を潰したところもあった。この日はなんというか、自然体で演奏することができてよかった。UKロックに影響を受けまくっていたゴッチ少年にも、この日のライブは観せてやりたい、そんな夜だった。前回もそうだったけど、今回こそ。
終演後は皆でトルコ料理を食べた。トルコのビールがとても美味しかった。料理はとても疲れていたし眠かったので、よく味を覚えていない。