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11月7日。まずは朝のゴッ散歩。光嶋さんに勧めてもらったKOLUMBAという美術館に出掛けたけれども、12時からの開館ということで中には入れなかった。俺と同じような心持ちの外国人に「入口はどこかにないだかしん?(静岡弁)」と英語で聞かれたので、「入口はそこにあるだけん、12時から開くって書いてあるだよー(静岡弁)」と英語で教えてあげると、彼はとてもガッカリした顔で去っていった。俺もガッカリしながら、街をフラついた。ついでに昨日の夜に取れてなくなったコートのボタンを買うために、ボタン屋を探したけれども発見することはできなかった。残念。でも、前日に行ったLUDWIG美術館が素晴らしかったので良しとしよう。
午後にホテルをチェックアウトして、ライブ会場へ。WERKSTATTという会場はキャパシティが500人くらいとのこと。なんだか懐かしい、地方のライブハウスを思い出すような会場でドキドキした。
楽屋裏でパシャり。セルフィーはあんまり好きじゃないので、地面に携帯を立てかけてセルフタイマーで撮影してみた。案外、いい感じに撮れたけれど、これは携帯を盗まれる可能性もあるので、治安のいいところじゃないと無理かも。
そしてライブ。素晴らしい夜だった。前日に観たフーファイターズのアリーナライブとは規模も迫力も、ロックという以外は何もかも違うかもだけれども、そこには生々しい俺たちの今があって、噛みしめるように味わい深い2時間だった。観客たちはドイツからの方だけではなく、いろいろな国から来てくれたそうで、中にはフィンランドから来たお客さんもいてとても驚いた。
最初はMCを英語でしていたのだけれど、日本語を勉強している人たちは日本語のMCが嬉しいらしいので、途中から英語と日本語を混ぜて話した。とはいえ、日本でやるようにダラダラと話すことは会話力の関係で出来ないんだけれども。このくらい喋れないほうが、余計なことを言わずに音楽に集中できていいのかもしれない、と思いつつ、もう少し話すことができたらグッと距離が縮まるのになぁ、という相反する想いが去来した。死ぬまでにどれくらいの時間が残されているかわからないけれど、語学ってのは一生の勉学の対象だなと確信した。頑張らねば。思ってはいるのにアウトプットの方法や技術がないのってやっぱり寂しい。
終演後はバーガーキングのちっこいバーガーを齧りながら、デュッセルドルフまで移動。バーガーキングっつったらワッパーでしょうよというツッコミが心にこみ上げるくらい、本当に粗雑なバーガーだった。昔のマックの100円のハンバーガーを思い出した。確かに、ピザとかを取って会場打ち上げとかではなくて、次の日が早いので適当に齧りながら空港まで移動したいというオーダーはしたけれども、ここまで「齧る」に特化していなくてもと思ってしまった。要点としては、会場でダラダラ飲んだり食べたりせずに、車中で飯を済ませたいということだったのに。
小一時間で空港到着。ほんの数時間後には移動ということで、早速就寝した。