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いつまでも若いままでいられたらいいけれども、そうはいられない。大人になんてなりたくないっていう言葉が含んでいるのは、自己利益にばかり目を向ける利己的で打算的な人間になりたくないということだろう。でもまあ、責任という意味で、大人にならないわけにはいかない。大人として、しなければいけないことがある。そして、こどものときに持っていた、ある種のイノセンスは失いたくない。そういうイノセンスでしか開かない扉もある。大人になることが「鈍る」ということであるならば、それは全力で回避したい。けれども、「老い」っつうのは受け入れていかないと、反動で自分がやられてしまうだけだと思う。体はずんずん重く鈍くなるけれども、全身にエネルギーを通すような技術は、年月をかけて、注意深く観察することで得られる能力だから、若さだけがすべてではないのさ。なんて、な。5月5日。