幕張の海沿いで行われたJAPAN JAM BEACHに出演。

　ビーチでのライブということで、少しの怖さがあった。何を臆病なと言われるかもしれないけれども、最近は地震が頻発しているし、この間は海豚が浜辺に打ち上げられたりもしている。大きな余震や津波がないとも限らない。そういう場面に遭遇する確率は少ないとしても、仮にそうなった場合のことを想像すると、ちょっと恐ろしいのだ。むー。マリンスタジアムが解放されているならば、スタンドなどに避難できるけれども、どうなのだろう。

　なんつうネガティブな考えとは別に、ライブは素晴らしいものだった。「海岸通り」という曲を海岸で演奏したのが大変に気持ちが良かった。うむ。

　花火もいいじゃないか。

　終演後に楽屋に戻ると、いつものように出演者の飲食エリアは伽藍堂だった。スタッフたちも撤収に勤しんでいる。俺はバンアパの原くんを見つけて、彼のすすめで彼の友人の鍼治療を受け、飲食エリアに戻るとスタッフたちの「早く帰らんかな、アーティストと呼ばれているコイツら」という無言の圧というか、オーラというか、そういうものを感じて酒が進まなかった。そんなことを思ってはいないかもしれないが。

　その後は撤収。都内でシェフクックスミーのニーチェの誕生日を祝った。態度が劣悪な客が対面の席で飲食しており、店員を店員だとも思っていないような、我は神なりとでも思っているような、ここまで尊大なヤツっているんだな、とても嫌な気持ちになってしまった。クソ野郎を目撃したのだった。退店する彼らが、領収書を受け取る際に会社名を名乗っていたので聞き耳をたてると、某TV局の名前を略して伝えており、どの部署の人らかは知らんし全員クソ野郎ということはありえないけれど、そのTV局の番組絶対見ねぇ!と俺たちは全員一致で胸に誓ったのだった。あー、胸糞悪い。

　5月3日。