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楽曲制作の作業。HOOKとヴァースのメロディと歌詞。そしてラップ。
基本的にメロディを先に作るタイプの俺。ふにゃふにゃヘロヘロと適当に歌ったメロディとその語感に言葉を当てていくというのが普段のスタイル。先にメロディがあると言葉数が指定される。そうするとどうにでも書きようがあることに制限が生まれて、ある程度言葉が絞られてくる。これが自分の作業には肝心で、この制限こそが逆に自由度をあげてくれているのだ。まったくの自由っていうのはちょっと辛い。曲もまったくなければ、長さも制限がなくなってしまうわけで、それだと小説だとか随筆でもよくなってしまうわけだ。それだと困る。
そういう制限が生み出すクリエイティビティみたいなものを考えると、ラップのほうがやや制限される範囲としては広い。文字数が多いっていうことが端的にそれを表している。で、ラッパーたちはトラックに合わせていきなりラップするという凄技を持っているわけだけれども、俺はそれができない。なので、いったんメチャクチャなラップともメロディとも取れないような部分を録音してから、どうにかして言葉を当て込むというようなスタイルになってしまう。まあ、ラッパーこれを脳内で瞬時に行っているのだろう。言葉とリズムのストックを経験値として抱えていて、猛烈な勢いで編集してアウトプットしているということ。凄いね。
俺ももうちょっと言葉とリズムのストックを増やしたい。4月3日。