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この日でレコーディングも終わり。エンジニアのルーをはじめとするスタッフともお別れということで、とても寂しい。
停電、深夜の闖入者など、いろいろなことがあったけれども、とても楽しいレコーディングだった。アジアの島国から来た我々をとても暖かく迎えてくれた現地の皆に感謝したい。なんというか少しだけ、見下されたりするのかなという卑屈さを心の隅っこに抱えて海を渡ったけれども、それは杞憂だったと初日に感じ、自分が恥ずかしくなった。ひとりの音楽に関わる人間として、いろいろな話で盛り上がることができたし、実際にとてもいいセッションになった。ボーダーっていうのは、やっぱりないんだなと思った。
そして、アジカンまわりのスタッフたちにも感謝せねばならない。こんな機会は滅多に得られるものではないから。本当に有難い、貴重な経験だった。
最後の晩餐は熟成肉であった。むちゃくちゃ厚くてデカく、一家四人とかでシェアして食べられるくらいのサイズだった。ああ、これは肉に対するこだわりの方向性が違うんだなと俺は感じた。日本ではいかにして柔らかくてジューシーかということが良い肉牛の指針とされるわけだけれども、こちらでは食いごたえというか、それに付随する旨味というか、なんかもう豪快であった。顎も楽しませろや的な、そういうマッチョな感じが良かった。それでも別に、大雑把という感じのしない店だった。食いきれなかったけれども。
1月31日。