『ぎょうざのひぐち』さんが主催している『うづぐしまLIVE』に参加した。

　今回で2回目の参加ということもあって、前よりは楽屋で緊張しなかった。というのも、楽屋がぎょうざ店の客席と奥の部屋で、そこに出演者が皆でワイワイしている。去年は知り合いがほとんどいなかったので、人見知りの俺は大変に緊張したのだけれども、今年はトシロウさんやホソミ君もいたし、俊美さんもいたし、去年観たひともいたし、幾分か気が楽だった。

　演奏はとても楽しかった。現実の受け止め方に濃淡はあれど、福島県全体は原発事故に翻弄されつづけていると思う。各出演者のMCではいろいろな言葉が放たれていたけれど、「福島がんばろう」とか、そういう肯定的なものだけではなかった。普段は心の底に隠していても、なくなったりはしない憤りや悲しみもあるかもしれない。俺は、こういう場で何を言ったらいいのか分からないけれど、とにかく一生懸命歌った。みんなが楽しんでくれたらいいなと思った。

　俺は浪人とときに福島の友達にいろいろな洋楽のCDを貸してもらって、そこから音楽に目覚めた(そういえば、広島の友達もいたな)。その一年間で聴いた音楽がなかったら、バンドをやってみたいとは思わなかった。だから、俺が福島に行って歌うのは里帰りみたいなものだと思ってる。

　また、浜通りにも中通りにも行きたい。福島県はなにしろ広いから大変だけれども。笑。そういえば、猪苗代に音楽堂もできるみたいだし、そこにも行きたい。

　11月16日。

　追伸。細美君が自分で切ったという髪型がすごかったなぁ。もうね、なんていうんだろう、自然に捻くれてて、笑える。ロックスターはこうでなくっちゃね。楽屋でいろいろな話をしたけれども、本当に頭の回転が早くて驚く。勉強もいっぱいしているみたい。そして、そのアウトプットが、いちいちロックスターというかヤンキー的で、そこがまた好きなんだよね。ラブだね。

　楽屋のパスの名前のところに「Gacth」と書かれていた。本当は「Gotch」なのに。笑。読めない。強いて読むと、「ガクス」。ガクトみたいんで恰好良い!!なので、これから俺のことガクスって読んでください。噓。