恋する乙女
カテゴリ:日記

 

 俺のライブ盤『Live in Tokyo』から「A Girl in Love」のビデオが公開になりました。

 

 いやいや、ツアーの感動が甦るビデオの出来に、何度も観てしまいました。自分のライブ映像をこんなに観ることは今までなかったなぁ。そのくらい、僕にとっては特別なツアーでした。

 

 こういうことを書くと、アジカンはどうなのよ!って言われると思うんだけれども、笑。でもね、アジカンは皆が思っているよりも結びつきが強いんです。一方で、Gotchバンドはそれぞれがそれぞれの活動を持っていて、集まるということの結びつきにかけては、物理的にアジカンより繋がりが弱い。だから余計に、ありがたさを感じるのです。永遠みたいなものが、約束されていないから。それでも、すごく美しい瞬間をこの7人で共有することができたんです。なんて感動的なんだろうと思う。

 

 

以下、歌詞です。

 

「A Girl in Love / 恋する乙女」


とにかくあの娘が憎くって

あるだけの恨みを飛ばした側から

心がチクチク痛くって

何が起きたんだろう

 

ハロー 世界

地球の裏側

ハロー 君

それが恋だぜ

 

起き抜けのニュースが辛くって

魂を何かに抜かれたようだ

そう言えば あの娘がいつだっけ

越してしまうのは

 

ハロー 世界

突然のさようなら

ハロー 君

それが恋だぜ

 

feel down, feel down 掘り進め地底まで

feel down, feel down 地球の裏まで

feel down, feel down 残念だな 燃料切れ

feel down, feel down 顔まで 泥まみれだね

 

ブラウスのボタンが取れちゃうパターン

よく見て ほら 縫い付けてごらん

僕らはまた 来世で都合良く

会えたりしない 出会ったりしないよ

 

とにかくこの世が憎くって

あるだけの涙を流した側から

通りの向こうで手を振って

悲しみよ さようなら

 

ハロー ハロー

 

 

 初めて恋をした女の子に向かって、これから恋をする君にむかって、そんなイメージでつづった曲です。恋って、生きることに似てる。世界中にラブソングが多いのは、それが原因だと思う。人を愛おしく思うことって、動物的な欲求も含めて、生きることそのものだと思う。でも、それは一瞬だよね。あっというまに、僕らは死ぬから。来世があるのかどうかは、それぞれの宗教感によると思うんだけれども、少なくとも俺には前世の記憶がないから、アジカンのこともGotchバンドのことも、どこかに持っていけやしないような気がしている。

 

 でも、それでいいように思う。それでこそなんじゃないかと思う。

 

 ありがとう。さようなら。そして、ハロー。君に会えてよかった。11月14日。

 

 

 

 

※こういうこと書くと、私のこと!!キャー!!!とですね、混同するひとがけっこういるんですよ。笑。そういうの怖いから、よしてね。あはは。詩だよ、これは。宛先は、まあ、読んでくれたひと全員だから、間違いじゃないんだけれども。

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