ザハ・ハディドと国宝展
カテゴリ:日記

 

 渋谷でTHE FUTURE TIMRSの撮影。

 

 

 その後、初台のオペラシティで行われているザハ・ハディド展へ。新国立競技場は予算や設計についてヤイヤイと言われているようで、まあ俺としても、東京の中心のひとつである代々木あたりの景観がどうなってしまうのか、大変に興味がある。でもまあ、展示を観てしまうと、楽しみだなぁという気持ちも立ち上がった。だって、ザハの建築はユニークだもの。アントニオ・ガウディは天井から吊るしたもののフォルムを反転させて建物のデザインに活かしたというような展示を以前に観たけれども、それに近い何かを意識しているようにも思えた。建築物としては巨大な橋に構造が近いという新国立競技場。どうなることやら。ちょうど東京も前回の東京オリンピックで作ったインフラが老朽化するそうだし、正念場と呼ぶに相応しい時代に差し掛かってんだなと思う。

 

 そして、上野まで電車で。東京国立博物館で国宝展。愛国とか言うなら国宝くらい見とけよっつうくらいなもんで。かなりの人出でした。昔の経文の字の美しさに溜息が出ました。あと、琵琶。仏像は重要文化財クラスでもこれは好きだなというものがあるんだけれども(全部国宝でええやろともも思う)、やっぱり国宝が集うとアレですねー、ゴイスーですねーというような十把一絡げの感想ではなく、様々な感動があった。刀とか甲冑になってくると、まったく興味が薄れてしまう。なぜだろう。鎌倉仏教以降は、ズンと俺の熱みたいなものが引いてしまう。でも、城は好き。江戸とかからは、もっとこう、庶民的なものが好き。文化的なものかも知らん。そこらはそれぞれに興味の源泉がちがうのだろう。

 

 なかなかな一日だった。11月になってしまった。一年が終わってしまう。11月1日。

2014-11-01 1414819740
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