2003年 | 2004年 | 2005年 |
2006年 | 2007年 | 2008年 |
2009年 | 2010年 | 2011年 |
2012年 | 2013年 | 2014年 |
2015年 | 2016年 | 2017年 |
カレン・OのLPが海外から届いた。レコードショップでの発売がなく、彼女のウェブサイトでのみ販売されていたものだ。ジャケットも凝っているし、歌詞カードも大きくて良い。そこに手書きのイラストと歌詞が書いてある。1曲につき1ページなのでブックレットが分厚い。こうやって手のかかったアートワークはとても嬉しい。作品への愛を感じる。
音は生々しいというか、ボイスレコーダーで録ったかのような “近い” 感じのする弾語りなどが中心。こういう音像も良いなぁと思った。もうちょっと聴き込もう。
以下、タワレコのウェブから引用。
「27歳のとき、わたしは幾度となく押しつぶされた。もう一度誰かを好きになれる自信などなかった。この楽曲はどれも、その頃ひそかに書き上げ、録音したもの。途切れることなく続いてきた愛の聖戦のサウンドトラック。あなたの傍にずっと置いてくれたらと思う。」
~カレン・O(オー)
コメントがヤバいね。
アナログレコードを開封したときの塩化ビニールの匂いが好きなんだよなぁ。なぜだかは分からない。でも、好きなんだ。CDが好きっていうひともいるだろうね。そういうのは否定しない。でも僕はあまりCDに愛着がない。なんでだろう。学生時代は貧乏であまりCDを買えなかったから、恨みでもあるんだろうか。自分たちもCDのリリースに漕ぎ着けるまで随分と苦労したから、そういうところにも怨念があるのかもしれない。昔はCDを出すってこと時代が今よりも難しかったから。CD-Rをライブ会場で販売していた俺らは、盤面が薄く青かったのが悔しかったもの。普通の銀のが良い!っつう感じで。自分たちで焼いていたしね。
そんな時代を経て、なんか大好きなものをレコードっていう大きい “モノ” で手にして、そのころの怨念を成仏させてるのかもしれない。まあ、もっとも、本当に好きなんだけれどもね、レコードが。フェチかもしれないけれど。笑。音が温かいのは事実だよね。あと、とんでもないクソな音質の盤もあるのがレコードでもある。普通にむっちゃくちゃ悔しいと思う、そういう盤を手にしたときは。笑。もう買うか!って思う。あはは。
趣味かもだけど、愛でもある。10月9日。