街中をフラフラしていたら、へそを丸出しにして踊る女の子の一団に遭遇したのだった。どういう欲求から、そうやって人前でへそを丸出しにして歌い踊ろうというところに着地するのかは謎だけれども、そういうことを言うと、ではどうしてあなたは人前で自作の詩に旋律をつけて歌ったり、下手な楽器を演奏してへその皺のような不細工な顔をしていられるのですか、などど聞き返されてしまうだろう。きっと、珍奇な志向を持った仲間たちなのだろう、俺も、彼女らも。なんか溌剌としていたけれども、同時になにかぬらぬらとした情念のようなものも感じて、俺は走って逃げた。

　消費されない何かが欲しいな。そういうのは自分の身体性と不可分なんだろう。身に付いたものなんだろう。ええ曲書きたい。9月21日。