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アジカンのプリプロの後、シェフクックスミーのシモリョー、岩崎愛、Dr.DOWNERの猪股という俺のレーベルから作品をリリースしている3人と、エンジニア古賀君と野毛で飲んだ。
それぞれが、それぞれのキャリアにおける勝負の時期なのだろう。最近はとても良い顔をしているように感じる。何との勝負やねん、という意見もあるだろうけれども、世間に自分らの音楽や才能を知らしめる、みたいな野心は俺にもあるけれども、そういうことにおいて、機を狙っているのだ。冷徹になんぼのもんじゃとすら言ってもくれない世の中の冷たさに、穴をこじ開けてみたい。そう思えるのは、ある程度いろいろなことが熟していないと難しい。自分のこともそうだけれども、まわりにいる人間なんかも関係してくることなので、その人のその人なりの何かが真っ直ぐ放射されることは、そんなに簡単なことではないのだ。時にはグッチャグチャに絡まってしまう。
そういう、本人たちの望む望まざるに関わらず、とにかく何かが拗れてしまった。そいういう顔を出会った頃の彼らはしていた。古賀君はそんなことないけど。笑。今は大分すっきりして、イライラすることもあるだろうけれども、そのくらいのフラストレーションは何かを創るときには付き物なので心配ない、むしろあって当然、というような良い顔をしているように思う。逆切れしても、スネてない。
ええじゃないか、と、俺は思った。俺も頑張るぞー!と、思ったのだった。くだらない話ばかりだったけれども、良い夜だった。
9月18日。