スピッツ主催のイベント『ロックのほそ道』に出演。

　ゴーイングアンダーグラウンド、OAUという共演者たちの演奏も素晴らしかった。ステージ袖と楽屋エリアに設置されたビールサーバーとを行ったり来たりしながら楽しんだ。スピッツはさすがというか、名曲ばっかりでスゴい。俺が知ってるかどうかというのは何かの物差しになりようがないけれども、しかし「知ってる曲ばっかりやー!!」と心の中で声をあげながら観た。というか、いろいろなところで鳴っている曲ってことなんだね。アルバムを買っていたからという既聴感ではなくて、そういうのとは別の、普通に街暮らしをしている俺が生活の中で耳にしたことがあるっていう意味での「知ってる曲ばっかりやー!!」というか。そういう感情が立ち上がる。スピッツは全方位に放射していて本当にスゴいってことだ。ユニークなのに間口が広い。ミュージシャンにもファンが多いし。はぁ、溜め息出ちゃう。

『ロックのほそ道』というイベントタイトルも腑に落ちるというか、良い名前だなぁと思う。こういうイベントに呼んでもらえてとても嬉しい。スピッツがほとんど何にもなかった荒野を歩んできたその「けもの道」みたいな軌跡を連想する。俺もその小径をとぼとぼと歩いてきたんだと思う。逸れたり重なったりしながら。ほいで、いつしか自分の「ほそ道」も作りながら歩み始めて、たまにこうしてスピッツの「ほそ道」に呼んでいただいて、振り返ってみると案外重なってるとこもあるなぁ、みたいな。思いっきり逆方向みたいなところも、あったりして。笑。

　本当に最高の夜だった。私用で朝が早かったので、打ち上げの最後はもう眠くて眠くて...。寝ぼけマナコに、なんか面倒くさい感じがしはじめたので、笑、深夜に逃亡して就寝。本当に、また参加したい。9月2日。