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身体のどこも強ばらせずに、均一に力を通すことはとても難しい。どこかで詰まらずにすっと指先まで気が通る、みたいな状況を想像する。身体はついてこない。が、想像する。思い描いてみることだけができるならば、それをやる。身体はまだついてこない。なんというか、こうじゃなかろうか、が、消えてしまうような瞬間に行かないと、それは達成されないような気もする。音楽の場合も、本当に良い瞬間には思念がどこにもないように感じる(感じてないんだけれど)。真っ白とか、透明とか、沈黙だとか、そういう言葉に置き換えてもいいような瞬間に、素晴らしい音楽というか音像というか、「何か」としか言いようのない何かが立ち上がる。それを何度も体験しているのだ、俺は。5月20日