2003年 | 2004年 | 2005年 |
2006年 | 2007年 | 2008年 |
2009年 | 2010年 | 2011年 |
2012年 | 2013年 | 2014年 |
2015年 | 2016年 | 2017年 |
ラジオ収録。そして武蔵溝ノ口のスタジオにてプロデュースしているバンド、NOWEARMANのアルバムミックス作業。
エンジニアの三好さんの人柄もあって、とても楽しい作業だった。曲もバッチリ格好良く仕上がった。素晴らしい。
昔はとにかく若くないとレーベルも契約してくれない、という風潮があったように思う。いまでもそうかな。「若い」っつうのがひとつの幻想として音楽業界で幅を利かせている。でもさ、そういうのは移ろっていいと思うのよね。「若さ」だって、いつまでも「10代」とか、「27歳までに死ぬ」とか、そういうところに張りついている必要はないと思う。社会の成熟度とかさ、人口の分布とかさ、時代とか、いろいろな要素で決まっているはずだと思う。つまり、相対的なものだってこと。俺らが子供だったころの20代って、もっと大人だったようにも思うし。それは社会全体が子供っぽくなったからなのかもしれない。俺も含めて。
で、彼らはまあ、もちろん10代ではない。はっきりと遅咲きの部類に入ってしまうのかもしれない。でも、咲くのに遅いも早いもあるかよ、馬鹿野郎。自分で言っておいて、そう反論したい。笑。咲いたときがそのときだ。よな。
「でも まだはじまりには間に合うさ」
彼らの曲『ヤングオールドマン(正式表記は未定)』の一節。最高だよ。
30代でも40代でも50代でも、平等に音楽が作れるような時代になった。発表の方法も山ほどある。だからもう「若さ」だけが正義なんかじゃない。これからは、もっといろいろな音楽が世に出てくると思う。で、そういうなかで、10代とか20代前半とかの子たちは、その有り余るエネルギーの輝きを再獲得するのだと思う。だから、全部正解。今しかできないことを、いくつになってもやるまでだよ。
4月2日。