『冬眠する熊と添い寝してごらん』
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 古川日出男さんが脚本を書いた舞台『冬眠する熊と添い寝してごらん』を観劇。なんと、脚本家の隣で...。なんだかとても不思議な気分で緊張しました。

 

 舞台装置が特殊で(なんと回転寿しのセットが客席に)、それだけで圧倒される演出ではあったのですが、時代を行き来しながら現代と近代のエネルギー史や自然と人間の関わり、つまり僕らの人間としての営みの歴史を横断しながら、袈裟にズバッと切るようなストーリーに唸りました。震災以降の、原発事故以降の、現在の日本を強烈に意識した作品でした。問いかけでもありました。その場では感想のようなものが言葉にならず、持って帰る車中で、何度も反芻しました。そして今でも、まだ上手く言葉にできません。それくらい大きな、巨大な物語でした。

 

 終演後は古川さんに付いて舞台裏を見学させてもらいました。これもこれで、居場所が難しくて緊張しました。笑。いい休日でした。2月11日。

 

 

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