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Cold Brainで作業。前日に書いた歌詞をアジカンの楽曲のメロディに当てて歌う。歌詞を発語したときにどういうふうに感じるのかというのが、俺の場合はとても大切なので、本番の歌入れの日までに何度か歌っておくようにしている。同時に推敲も行う。実際に歌うと、詩と考えた場合に良い感じだなと思える言葉でもメロディとの相性が悪かったり、感情が移入できなかったりするからだ。
例えば、語尾は「う」の母音で伸ばさないと雰囲気が出ない、ということがある。曲の一番盛り上がる部分でメタファ〜!!と絶叫しようと歌詞を書いたけれども、ファ〜の母音の「あ」で伸ばす感じがどうも間抜けだし、脳天というよりは額のあたりからエモーションが発散してしまう。でも俺は顎を引くような格好でもって脳天からエネルギーをブチ上げたい。その場合は、適当な仮歌を歌ってみて感じたのだけれども前言撤回、「う」よりも「お」の母音で伸ばすのが良さそうだ。試しに「メタボ〜!!」と歌ってみたらばすこぶる気持ちがいい。ヌカー!!っと脳天からエネルギーがレーザー光線のように突き抜けて、観客の数人が失神する光景が見えた。これだ!と思った。だけれども、歌詞にメタボはどうか。まあ、メタファー!!って叫んでいるのも相当ダサイし意味がわからないのだけれども、メタボー!!っていうのもかなり狂っている。そもそも略語ではないか。なので、俺はメタボ〜!!と絶唱したあとに小さく「リック」と付け加えることにした。これだったらまあ、相変わらず意味は分からんけれども、ハマったという感じはある。よし。
っつうような、ことをもっと真剣にやっているわけ。で、出来たよーってメンバーに送ったのだけれども、感想がまったく返ってこない。夜中にマネージャーから「ゴッチのメール見ましたか?」という内容のメールがメンバーにCCで送られていた。心配されている。2月5日。