THE FUTURE TIMES取材 岩手県沿岸部編
カテゴリ:日記

 

 この日は大船渡へ。雪道に備えて余裕を持って現地に向かったが、あまりに早く着いてしまったので、陸前高田まで足を伸ばした。前回の取材(記事はこちら)から、かなり町の空気が変わっていて驚いた。とにかくダンプカーがひっきりなしに走っていて、海沿いでは土木工事が進行していた。遠くの山を切り崩して嵩上げ用の土砂を運ぶ巨大なベルトコンベアーも建設されていた。

 

 

 その後は大船渡で取材。『ライブハウス大作戦』のこれまでとこれからについて伺った。音楽に何ができるのかの先の、人と人を繋ぐハブの役割をする場所や活動、そういうものになっていくこと、関わっていくこと、ザックリ言えばそういう話だったように思う。文字通りの「音楽」だけに限定してしまえば、そりゃできることは限定される。でも、音楽をやっているのは人間で、人間っていうのは音楽だけでは生きられなくて、だからこそ、人間には音楽以外の要素が山ほどあって、それが音楽の場で交わることで化学変化が起きる。その人間同士の交わりで生まれたエネルギーや新しい関係性こそ、裏返して言えば音楽にできたことなんだと思う、俺は。

 

 俺ももう少し貢献したいなと思った。

 

 大船渡フリークスの菅野さんに美味しい海鮮丼の店へ案内していただき、夕陽を眺めながらそれを喰らい、岩手の地酒を買って返った。寒いので膀胱がパンパンになるのがいつにも増して早かった。1月16日。

2014-01-15 1389795900
©2010 Sony Music Entertainment(Japan) Inc. All rights Reserved.