2003年 | 2004年 | 2005年 |
2006年 | 2007年 | 2008年 |
2009年 | 2010年 | 2011年 |
2012年 | 2013年 | 2014年 |
2015年 | 2016年 | 2017年 |
まずは午前中から遠出して木場へ。IMAXシアターで映画『ゼロ・グラビティ』を観るためだ。木場に着き、迷いながら登るべき階段を見つけて地上に這い出た。寒っ!という気持ちの首根っこを捕まえてボディブローを入れるみたいな体勢、つまりやせ我慢をしながら劇場に向かった。
IMAXはイトーヨーカドーの中にあった。なんというか、バッキバッキの最先端がそこそこ俗っぽくて下町的な空気のなかに存在しているということが不思議だった。3足で498円のソックスとサイエンスフィクションっていう、なんかお互いを極北だと罵り合っていそうな距離感のものが同居している違和感。こういうもんは六本木とかにありそうなものなんだけれど、何故だろう、という疑問はさておいてチケットを引き換えて入場。まあでも、近くに現代美術館もあったりするし、そういう磁場の町なのか、木場。
映画はなんというか、最先端の映像技術で、なんとなくいつものあの感じのストーリーを撮ったというところなのだけれど、そんなことを分かっいながらも真正面からギャーとかピーとか悲鳴をあげたくなって、それを押し殺して上着で口元を隠すなんていうベタな仕草をし、ハラッハラしながら観賞した。俺なら最初のグルングルンのとこで気絶するか嘔吐して死ぬ。まあ、そういう俗っぽい感想も持ちつつ、映像がむちゃんこ良いなってのと、その割に話はアレよねってのと、やっぱりこういうハリウッドのハラハラするの苦手ってのと、予告編でやってたロードオブザリングっぽい映画ってIMAXにそもそも向いてなさそうじゃない?あくまで予告編を観ての判断だけど、でした。
そして、THE FUTURE TIMESの取材。奈良美智さん。とても面白い話が聞けて楽しかった。この模様は紙面で。
取材後は山ちゃんと合流してブラーへ。ブラーの感想はマジで書くとブラーファンにぶっ殺されるので書くのを止めたいという気分ですが、せっかくなので正直に書くと、普段の自分のことは棚にあげて演奏がイマイチ噛み合ってないなってのと、歌の調子が悪そうだなって思いました。もう思い出補正バッキバキでフジのローゼズよろしく出てきただけでもありがとう!っていう気持ちもあるんですけれど、黒人コーラスがまったく活きないほどにピッチの安定しないデーモンは本人が悪いっていうよりは、外音のベースが大きすぎてやりづらいんじゃないのかと思って観ておりました。武道館の設定で組んであったのかなぁ。ベースがブリブリで何弾いてるか分からない感じもありましたし...。音は場所にもよるかもですが。
あと、ファンの聴きたい感じが露骨に出ていて面白かったです。イントロでのオーディエンスのそれじゃない感と待ってましたっていう曲ごとの感情表現の差。笑。途中の長回しのセッションとか良かったんですけれど、お客さんはそれじゃなーい!みたいな。そこらへんがちょっと寂しいなって。でも、やっぱりその、ファンの求めてるものとバンドの演奏が噛み合った瞬間はとても感動的でしたね。シンガロングも本当に愛があって感動しました。聴きたい曲がまだ山ほどありますが、ひとまず、観られて嬉しかったです。次またワンマンをやってくれるならば、コンディションの良さそうな時期(ツアー中とかで仕上がってるときとか)に3時間くらいは聴きたい!LONDON LOVEが聴きたい!チャームレスマンも聴きたい!です。ウス。
あ、一番好きなアルバムはパークライフです。歌詞カードにコードが書いてあるので、まだギターを買いたての頃、それをみてよく練習しました。オアシスに憧れた青春時代だったれど、ブラーも好きでした。グレアムに憧れて似たようなメガネを浪人中にかけたりもしていたし。まあなんか、半分悪態みたいな感想も愛ってことで許して下さい。笑。
それから、山ちゃんと飯を喰いながらアジカンの今後のスタジオワークについての打ち合わせをして、そこから移動してTHE FUTURE TIMESの紙面、写真展、トーク&ライブの打ち合わせをしてこの日は終了。なかなかてんこ盛りの一日でした。1月13日。