柄でもないのに『クリスマスライブ』に出演した。というか、まあ、主宰がアジカンなのだけれども。笑。対バンはアートスクール、ストレイテナーと2000年代の初めに出会ったバンドたちだった。渋谷や下北沢のドブに沈殿していた頃を思い出す。そこからお互い這い上がって、今がある。理樹は戦友だと言っていたけれども、そうかもしれない。ギターロックが「終わる」とされていた時代を俺らはサヴァイブしたのだから。

　この日はアートスクールのライブにも参加した。ギターとブルースハープ、そしてコーラスで。モーサムの藤田さん、クリプトシティの中尾さんという太いリズム隊に乗っかって演奏できるのはとても幸せだった。何しろ中尾さんは俺のアイドルだからね。元・ナンバーガール。一緒にやれるだけで上がる。っつうか、ようやく緊張せずに話せるようになった。笑。どんな曲に参加したのかなどなど、詳しい情報はアートスクールサイドから、そのうち発表になると思います。乞うご期待。本当に素晴らしい作品に参加したので。イエイ!

　そして、ストレイテナー。さすがに全国ツアーが終わった直後ということもあって演奏がキレッキレだった。ラスト2曲へ向けてエモーションが溢れ出すところには心を持っていかれました。座って観てたけど、思わず立っちゃったしね。笑。

　ほいで、アジカン。

　糖分のコントロールを失敗して、頭(言語野ね)が回らない瞬間がちょっとあったけれど、タイトな演奏ができたと思う。最近はアジカンが楽しい。ソロの録音を終えているというのもあるけれど、まあ、ソロで自分のやりたいことを存分にやったので、アジカンに対して素直に接することができるというか、これはこれで楽しめるというか、とにかく精神が健康なまま参加できている。前のツアーを経て、ちょっとバンドがタフになったということろも大きいと思う。7人編成を経ての、4人+シモリョー(the chef cooks me)。とても息が合っている。ここ数年で一番良い状態かもしれないなと思う。

　さてさて、ここからまた10年、何が待っているだろうか。とはいえ、一年一年、一枚一枚、いや、一曲一曲の積み重ねだけれども。

　もう10年続いて、またアラフィフになったときに皆と一緒にできたらいいなと思った。セットリストも大幅に変わっているのかな。分からないけど。笑。でも、今の代表曲をひとつも演奏することがなくても成り立つくらい、もっと良い曲を作りたい。「消して〜!!」って曲を歌わなくてもいいくらいの曲をね。笑。

　12月12日。