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もう秋だというのに、蚊がいなくならない。最後にひと吸いさせろということなのか。おやめなさい、そう言ってやりたいけれども、蚊には蚊の事情があるのだろう。
考えてみれば、パチンと叩かれて絶命してしまう危険を顧みずに彼女たちは(メスなので)我々の懐まで飛び込んでくる。なんという執念だろうか。子を産み子孫を残すということは、そういう命懸けの所行なのだろう。うむ。というか、単に、人の身体から発せられる体臭や二酸化炭素などに反応して、光に集まる蛾のごとき走光性のような、そういう単なる反射によるものなのかもしらん。まあ、どっちにせよ、死ぬかもしれないのに吸いに行ってしまうというメカニズムが、綱渡り的だなと思う。
まあ、もしかしたら、蚊は太古からパチンとやられる機会が少なかったのかもしれない。人間が二足歩行をして手が自由になって、あの刺して血を吸う虫を退治せねばと思ったのは、地球の歴史からみると最近のことだと思う。だから、人間様には近づくまい、という進化(どういう理屈で起こるのかは知らんが)が起きていないのかもしれない。というか、逆に、我々と蚊の生息域の距離がグッと縮まったというか、本来吸うつもりはないんですけど、血吸うたろかゾーンに人類が進出してきたのが原因なんです、という言い分かもしれない。
或いは、なんか蚊が繁殖しやすいええ感じにダルい水たまりを担保しているのが、我々の住環境だったりして。などなど。
考えたらキリがないし、こんなことを考えている暇があったら歌詞でも書くべきなので、この辺でやめておく。10月4日。