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某シンガーソングライターと一緒に仕事をしている。俺の役割は彼の歌とギターを録音すること。そう、つまりエンジニアだ。普段、スタジオのソファーで怠惰な姿勢のまま「ノイズ乗ってますねー」とかなんとか簡単に言っているわけだけれども、そのノイズを減らすにはどうすればいいのかっていうのを考えないといけない技術者の立場になると、もし借りにソファーに寝そべりながらメガネの小さいオッサンが軽々しくそう言おうものならば秘孔のひとつも突いてやりたい、そんな気持ちになって然るべきだろう。殺意、というのはそういうときに生まれるのだと思う。普段の自分を反省しつつ、あーでもないこーでもないといろいろ工夫しながら、緊張しながら、作業は進んだ。
そういえば、この機会のために買った譜面台が組み立て時にぶっ壊れて凹んだ。足元の突っ張りのビスみたいなやつがポキっと折れた。軟弱すぎる。非情に不本意ではあるけれど、返品交換も面倒なのでガムテープで補強して使っている。
9月19日。