10周年と始球式
カテゴリ:日記

 

 横浜スタジアムにて、DeNA対ジャイアンツ戦の始球式に参加した。

 

 まずは目の前のホテルに集合して着替え。そして心の準備などを行った。写真は本番前に入念なエゴサーチに励む俺。悪口を言っているヤツを探し、片っ端から呪いの念を飛ばしながら、本番の投球にそなえて折れない心を養った。

 

 

 そして、球場に移動。まずはブルペンで投球練習を15分くらいさせていただいた。肩も肘も重かった。軽く投げるとすっぽ抜け、強いボールを投げようとするとワンバウンドになってしまう。もはや昔取った杵柄(一応、元高校球児)の効力もすっかり失せて、ただの四十肩のオッサンに俺はなってしまったらしい。手があがらない。まあなので、女の子みたいな投げ方で数十球、建さんとキャッチボールをした。

 

 そういえば、デニー友利コーチがブルペンの奥に座っていた。俺は昔、デニー友利コーチが現役時代に、煙草を買いにパシリとして使われた記憶がある。バイトしていたカラオケ屋にベイスターズの選手たちが来店したのだ。デニー選手は俺に1000円を渡して煙草を買いに行かせた。俺は高給取りの野球選手のことだから釣り銭をくれるに違いないと信じて疑わなかったが、デニー選手は一銭もくれなかった。恨んではいないが、心の中で吝嗇(ケチ)と数回唱えたことを思い出した(デニー選手はとても感じの良い方でした、当時。ディスではないので誤解なく。笑)。

 

 練習用のボール(飛ぶボール)にはコミッショナーの名前が書かれていた。

 

 

 俺は、どうしてコミッショナーの名前が競技用のボールに書かれているのか分らない。ジイ様の自己顕示欲でしかないだろう、こんなもの。うわぁ、としか言いようがない。なんたる趣味の悪さ。プロ野球は誰かの私物ではない。これはもう3万字くらい使ってコキ下ろしたいところだけれど、それもどうかと思うのでヤメておく。でもこれだけは言いたい。はっきりと気持ち悪い。

 

 さて、気を取り直して始球式。その前に様々なイベントがあった。誰も美人でセクシーなのだけど妙に肩周りの筋肉が発達したダンサーたちのダンスや、抽選で当たったらしい人たちのスピードガンコンテストが行われた。中学生くらいの子が115kmくらいの速球を投げていて、俺にはそれがストレスだった。案外、100kmでも投げるのはそんなに簡単じゃない。

 

 

 俺は緊張して帽子の裏側などを見て気を紛らわしていたが、他の3人は美人ダンサーたちに夢中であった。

 

 そして、建さんのスピーチに続いて、俺の投球の番がやってきた。もの凄く緊張した。絶対にミスできない演出におけるギターイントロ、の、30倍くらいは緊張した。変なところに飛んだらどうしようか、そういう気持ちで一杯だった。一応、村田兆治を意識したマサカリ投法的なワインドアップから、ほとんど女の子のようなフォームで俺はボールを投げた。山なりの曲線を描いて、白球はキャッチャーのミットに収まった。インコースの低めにヌルっと。

 

 

 あんなにヌルっとしたストレートを投げるのは俺くらいだろう。

 

 俺たちは今年でデビュー10周年になる。それを記念したイベントは9月14日と15日に行われる。初日の14日はファン感謝祭と題して、ファンのリクエストに応える。30位までの曲はほぼ演奏できると思う。そして、15日はオールスター感謝祭。7人編成での最近のアジカン、そしてダイちゃんを迎えてのマジックディスク期のツアー編成。細美君や堀江君、マット・シャープをゲストに迎えてのセッション、それから4人での演奏。2日目はいろいろな新旧様々なアジカンを見せられると思う。レア。

 

 ちなみに15日のチケットはまだ残っています。14日はソールドアウト。迷っている人は是非、来てほしい。本当に素晴らしい日になると思うので。詳細はコチラ

 

 そして、両日、アジカンの新曲を配布できそうです。これは俺たちの10年を応援してくれた、皆さんへの感謝の気持ちです。楽しんでくれたら嬉しいです。

 

2013-08-23 1377265380
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