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レコーディング前にパシフィコ横浜で行われているマンモス展に行ってきた。
2200円という、なかなか値の張るチケットを購入して展示ホールに入って行くと、いきなりドデーンとインドゾウ、アフリカゾウ、ナウマンゾウ、マンモスの骨格標本が展示してあってアガった。
YUKAと命名された冷凍マンモスの展示も良かったが、既に絶滅したケサイと呼ばれている毛の生えたサイの冷凍化石の展示も良かった。マンモスの毛などにも触れることができ、来場中のガキに混ざっていい歳こいたオッサン(俺も)も大興奮だったのだけれど、何より旧石器時代の展示が一番良かった。マンモスハウスというネーミングはそれでいいのかどうか分らんが、シベリアの僻地でマンモスの骨や大型の獣の骨を寄せ集め、それに毛皮を張って住居にしていたことや、再現された住居まで観られて嬉しかった。まあ、そのあたり、決して厚めに展示されているわけではないけれど、ゾウやマンモスといった生物や生態の話だけではなくて、人類史みたいなものが加わると一気にいろいろなことが立体化する。それが良いなと思った。
最後におまけのように行われていた『ギャートルズ原画展』もタイムリーな世代なのでアガった。その隣では、南極の氷河のなかに氷漬けにされていたという頭はオオカミ、身体は人間という究極の生命体たちの等身大パネルが人気を集めていた。
マンモスが現代に甦る日は来るのだろうか。俺は、来なくても良いんじゃないかと思う。確かにロマンはあるけれども、核から遺伝子情報を抜いて、他の動物の卵子に移植して...と考えると、ちょっと恐ろしいというか、まあ、観てみたい気持ちはある。けれど、複雑な気分でもある。
そして、パシフィコというキラキラネームはあり得るのか、あり得ないのか、そんなことを考えながらレコーディングに向かった。波師彦とか書くんかな。7月24日。