政治なんかに関わりたくない
カテゴリ:日記

 

 政治なんかに関わりたくない。そりゃそうだ。なーんにも関係ないところで、政治性とかお金のこととか全部忘れたところで、音楽に没頭してたい。だから政治なんてまっぴらごめんだなんて思う気持ちが、俺の腹の中にはたっぷりある。立候補?ほとんどギャグじゃねーのって、思ってるよ、申し訳ないけれど。

 

 でもねぇ、グラッグラしてる。三宅洋平のスピーチを観てドキドキしてる。それはさ、彼の魅力ってのにドキドキした気持ちもちょっとあるけど、自分の矮小さに気づいて、心臓の鼓動する速度が増してるの。「政治なんかに関わりあいたくない!」それじゃ恥ずかしくない?って、自分の心が俺の身体にメッセージを送ってる。だからドキドキする。ギューってなる。

 

 

 マイノリティの票っていうのは、死んでしまう票で意味がないだなんてニヒルなやつ、現実的なやつは言う。それはそうだよね。政治って実際的なものだもの。プラグマティック。

 

 だけれども、選挙結果に関わらず、この国や俺たちの生活は続いていくわけで、この選挙で誰が勝った負けたかっていうのも見過ごせないけれど、それぞれの意識が変わらなかったら、いろいろなものを消費して終わりだよ。流行りのショップでシャツかなんか買って、2、3回使ったらボタンが取れて、だったら新しいの買えばいいやって話じゃダメだ。ボタンを付け替えてでも着続けなきゃ。そう思うシャツを選んで着るのが、流行じゃない本当のお洒落でしょう。

 

 新しいものは、最初は見向きもされない。それはなんだってそうだ。ただね、続けることで、堰が切られる瞬間ってのが、絶対にやってくる。それまで続けられるかだと俺は思う。水位は上がったり下がったりするよ。それに一喜一憂する瞬間も経ないといけない。「意味がないのかな」なんて思う日もあるかもしれない。でも、それは、堰が切られるその一瞬のためにある。 

 

 何度も何度も何度も変わりたいって思ってきて、実際にいろいろなことにもトライしてみたけれど、また、こんな動画を観て、俺は変わりたい!って思ってます。

 

 あ、選挙に立候補したりはしないよ。笑。俺は、政治家にはなりたくない。そこだけは変わらない。嫌だよ、静かに電車に乗りたいし。

 

 ただ、ひとりの市民としては、もっと意識を高く持ちたいなと思う。そして、表現や創作をしている人間として、できることを考えたい。ずっと考えているけれどね。ほら、目の前でっつうか画面の先でだけど、とてもエネルギーに満ちた言葉を吐く表現者がいるわけで、俺はそれに負けたくないと思うわけ(「勝ちたい!」ってことじゃないのが重要なんだけど、伝わるかな)。

 

 決して、誰かを扇情したいわけではないよ。文学や、音楽や、そういうものにしか書けない言葉があって、俺はそれを使って、自分の考えることをしっかり綴りたいの。

 

 ひとりひとりが、どうしていくかということだよね。俺はそう思うよ。ひとりぼっちでも「YES」と言えること。言うこと。その先で繋がっていくこと。口裏を合わせずに集うこと。その集いが、いつか堰を切ったように世の中を変えること。それを諦めないこと。

 

 あ、彼に投票して!ってことではないからね。いつでも俺は同じことを言うよ。「自分で考えて」って。音楽もそう。何を聴くかは自分で選ぶでしょう。笑。だってさ、信者を獲得するゲームじゃないんだもの、俺にとってバンドや音楽は。そして、この日記も。ね。君の一票は君のもんだ。ドブに捨てたっていいんだよ。君が誰を選んだかなんてことに責任持たされるのだけはゴメンだよ、マジで。笑。政治に関わるよりも嫌。俺のせいにしないでね。あはは。

 

 つうわけで。

2013-07-13 1373677860
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