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この日はビュルツブルグという駅までコロン(ケルン)からICEという電車で向かった。先進的だと言われているドイツの再生可能エネルギーを取材するためだ。朝の7時にホテルを出発して、現地に到着したのは10時半くらいだった。車窓から見える風景というのは、そのほとんどが田園というよりは草原、北海道のそれに近いだだっ広い農地という感じで、改めてスケールのデカさを思い知った。延々と、農地だった。
駅ではThe Future Timesに何度も登場していただいている今泉さんと合流。車で30分くらいのところにある修道院を訊ねた。ここは3000人くらいの修道士たちが生活しているところなのだけれど、実に90%のエネルギーを自給している。もちろん、食べ物などは自給自足。そういう生活の中から得られるものをなるべく棄てずに、エネルギーに変えているというわけ。ソーラーパネルも風車も自前で持っているという、とてもラディカルな修道院だった。
詳しくはまた、別の場所(The Future Timeにて)でレポートします。
修道院の後は、ビュルツブルグの城壁都市を観光がてら食事(ホワイトアスパラガスが美味かった!)&現地のエンジニアにインタビュー。そして、バイオガスのプラントを見学しに行く予定だったけれど、道に迷ってしまって、プラントには辿り着けなかった。広大なドイツの農地を行ったり来たり。笑。でも、車中でいろいろ面白い話ができた。
帰りはまたICEでコロンへ。ところが、うっかり遅れてホームに入ってきた一本前の電車に乗ってしまった。時間通りにやってきた、違う電車に乗ってしまったというわけ。お陰で、逆方向の知らない駅まで行くハメになってしまい、駅員に事情を説明して、なんとか別の電車を乗り継いでコロンまで戻った。予定よりも一時間も時間がかかってしまった。コロンに着いたときには安堵と一緒に疲れがどっと出た。コロンの駅からタクシーに乗ると、運転手は「近いから歩け」とのことだった。「疲れているから無理だ」と言うと、「日本人が疲れるなんて信じられない。日本人は一日50時間働くだろう」みたいな冗談を言われて、笑った。
ハプニングだらけだったけれど、ドイツでの電車の乗り方には少し詳しくなった。6月4日。