静岡に寄って、友人の有機茶園でお茶摘みを手伝った。THE FUTURE TIMESの3号でも記事にした彼の茶園だ。いろいろあって、取材時の場所から少し山を登った部分に茶園を移したとのことだった。ほとんど崖、というようなところを歩いて茶畑に辿り着き、小一時間お茶を手で摘んだ。地味だけれどなんか癖になる、そういう単純作業に宿る魔力みたいなものがお茶摘みにも宿っていて、ランナーズハイならぬお茶摘ミーズハイのような、なんとない高揚、みたいな感覚があって楽しかった。

　その後は弟と妹と藤枝に会飯(ホイハン)というカロリーの高い名物料理を食いに出かけたのだけれど、店が休みだった。GWの概念がふんわりしている昨今、暦通りの休みの店もあれば、割とガッツリ休む飲食店も増えてきた。それはまあ、商売なんで勝手にしてくれればいいのだけれど、連休中はなかなか外食するのが難しくなってしまったような気がする。この日も俺たちは昼食難民となって、結果、静岡に行ったらこれは食べて欲しいランキング4位くらいには誰でも入れるであろう丁字屋というとろろ料理の店に行った。ここ2年で、結局俺は5回くらいこの店のとろろを食っている。いくらなんでも行き過ぎなんだけれども、まあ、安定の旨さなので仕方ない。口のまわりや手につくと痒くなるので、それだけは注意したい。

　それから、新幹線で東京戻り。取材、ストレイテナー10周年特番へのコメント、ラジオ生放送などの仕事をした。J-WAVEのラジオはコミュニティデザインというテーマだったのだけれど、オープニングで「いつやるの?今でしょ!」的なコメントをやらされて赤面した。4月28日。