花粉
カテゴリ:日記

 

 今年も花粉が飛び始めたな、そういう時期になるとまずは尻の穴がムズムズしてくる。恐らく、口腔から取り込んだ花粉が内蔵を経て尻の穴付近のデリケートな粘膜部分に接し、反応するのだろう。俺は尻で「今年も来たな!」と花粉を感知している。恐らく、気象庁の発表よりも早いのではないかと思う。

 

 次いで、花粉の飛散が本格化すると全身が痒くなってくる。鼻にはあまり影響がなく、目に少し違和感を覚える程度なのだけれど、とにかく身体が痒くなる。このような現象は大学に通っているときに発生したのだけれど、当時は汚い軽音楽部の部室で酔いつぶれて朝まで寝たりしていたせいでソファーなどのダニを持ち帰り、それが俺のベッドで大繁殖したのだ考えて、ダニアースを買って布団に注入して対処したのだけれどちっともかゆみは改善せず、ああこれは花粉なんだと自覚したのは最近のことだ。今年はちょっと外出して帰っただけで、頭皮や二の腕、背中などが痒くなる。もともと皮膚が弱いというのもあるかもしれない。

 

 一説には、俺らの生まれた頃(35年くらい前)に、戦後に植林されたスギやヒノキが成長して花粉の飛散量が増えたのだという。スギやヒノキは成長が早いので、国策として植林してきたわけだ。単層の林、つまりスギとかヒノキばっかりの人工林が荒れている問題はそこらのメディアから見聞きする。ツアー中にも、ヒョロヒョロのスギが密集する森をよく見かける。どうにかして、森を豊かにする形で、スギとかヒノキとかを減らしていって欲しいなと俺は思う。そういうところに税金が落とされて、山々の自然が豊かになって雇用も増えるなんていう公共事業があると良いなと思う。俺の尻のムズムズ治るかもしれん。

 

 静岡で暮らしているころは、花粉を感じることすらなかったのだけどなぁ。3月2日。

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