ゴッサン基金活動報告
カテゴリ:日記

宮崎と鹿児島のThe Future Timesのイベント、無事に終了しました。

 

宮崎と鹿児島でのトーク&ライブ、鹿児島だけになってしまいましたが、写真展に来て下さった皆様、どうもありがとうございました。東北から遠く離れた九州の地で、沢山のひとたちが集って下さったことがとても嬉しかったです。宮崎では、76,037円、鹿児島で96,627円の募金をゴッサン基金に託していただきました。残金の67,698円と合わせまして、240,362円の募金を預かっています。大切に使わせていただき、またこの日記で会計報告をしますね。

 

以下、宮崎、鹿児島での思い出を。

 

宮崎は、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんと、安田さんが震災直後に入った陸前高田市、最近まで訪れていたという南相馬の現状についてのトーク。安田さんが上手に話をリードしてくれた。何度話をうかがっても、胸に迫ってくるものがある。ウーンと唸るしかできない言葉もあるけれど、それでも、遠巻きだとしても寄り添うように、気持ちだけはありたいと思う。いつも。

 

その後、私のソロにも参加してくれている京都のシンガーソングライターのYeYeのライブ。凄く良かった。この後やりづらいなと思うほど。YeYeがWeezerのバディホリーをカヴァーしたので、私も張り合って、負けじとWeezerのSURF WAX AMERICAをカヴァー。まあ、勝ち負けではないけれど。笑。YeYeのキャラ、声、MC、諸々ズルい!オジサン、嫉妬してます。

 

楽屋のポスターに和みつつ、終演後は深夜の高速をひた走り鹿児島へ。

 

 

 

鹿児島では、開催に尽力してくれたアリカワさんのタコス屋で夜食。そして、就寝。

 

翌朝、散歩。ゴッ散歩。鹿児島環境未来館へ。

 

 

思っていたよりも狭くて拍子抜けする感じもあったけれど(展示物のメンテナンスをしてほしい)、考えさせられる展示もあった。未来館の屋根は芝生によって緑化されていて、それによって50%もの節電効果が得られるのだそう。鹿児島は路面電車の線路の間も緑化してあって面白かった。こうして少し、夏場の街中の温度を下げる努力をしているとのこと。見た目にも、良いなと思った。

 

 

こういう取り組みは素敵だと思う。鹿児島がグっと好きになった。

 

 

ライブは鹿児島大学の稲森会館で。安藤忠雄氏の設計だということもあって、建物が素晴らしい。長良川とはいかなかったが、まさか、卵形のドームの中で演奏できると思ってもみなかった。想定外の未来だ。感動。

 

 

これは卵の内部。外側の卵の曲面には、被災地の写真を展示させていただいた。

 

この日のトークは同じくフォトジャーナリストの佐藤慧君と。佐藤君は文章もとても素晴らしい。トークでもいろいろ話したけれど、震災からのいろいろな出来事や想いは著書である「ファインダー越しの3.11」に書かれているので、興味のある方は是非。

 

ライブはこの日もYeYeと。ライブ中のYeYeの手にアリが登るというハプニングによって、またしても演奏前から勝てない気分になったのだけど、笑、不思議な音響の卵型ドームの中で、とても良い演奏ができたと思う。楽屋で詩を書いて、新曲を作って歌った。そして、次の日からの用事のため、急いで飛行場へ。

 

そんなこんなで、バタバタの2日間は終わった。開催のために奔走してくれたアリカワさん、そして宮崎のスタッフの皆さん、鹿児島のスタッフ、鹿児島大学の学生の皆さん、本当にありがとうございました。震災から1年と半年を間近に控え、首都圏でもだんだんと人々の注目が薄れていくなか、こうして沢山のひとが集ってくれたことを嬉しく思います。

 

また、様々な町に巡回したいと思います。最後に、YeYeが参加してくれた私のソロ曲『LOST』を。この曲の売上げは新聞の印刷代に使用しています。

 

 

 

2012-07-12 1342101596
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