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NANO-MUGEN FES.が近づいてきました。それに合わせて、NANO-MUGENコンピも発売。サーキットと合わせて、22アーティストの楽曲が収められています。どれもシングル級の名曲揃いなので、洋楽/邦楽の入門編としても、通勤や通学やドライブのBGMとしても秀逸であることを私が保障します。
NANO-MUGENのコンセプトは、邦楽/洋楽のハブ空港のような場所になって、音楽好きを増やすことです。
コアな洋楽ファンなどには、「お気に入りのバンドを呼んで欲しくなかった」というようなメッセージをもらうこともあります。その気持ちも分かります。やっぱり、洋楽だけのファンや、そのバンドだけのファンが集まる場所のほうが盛り上がりますもの。(この点については、NANO-MUGENに合わせて単独ライブも企画するという配慮もやってきたわけですが...)ただ、そういう場所が年々縮小していることも事実です。日本での会場と現地での人気が釣り合わなくなってきて、アメリカやイギリスで数万人規模のバンドが、日本では千数百人というキャパシティになってしまう。となると、来日自体が難しくなってきます。
NANO-MUGENに大物バンドたちが出演してくれるようになったのも、こういうことが多少は影響しているのですね。特に中堅からベテランのバンド達は、大きなフェスの大きなステージに出ても、それが観客層の広がりに作用しているかといったら、そうも言えなくなってきた。NANO-MUGENは「洋楽への入り口になれたら」という気持ちを持ってやっているので、そういうところに共鳴して、例えばこれから洋楽ロックにハマっていくだろう中高生などとの新しい出会いの場として認知してくれているわけです。
我々も、会場を横浜アリーナに移して本格的にフェスの体裁になってからは、そういう意識を高くもっているつもりです。フジやサマソニに行ったことのないようなひとでも参加できる、敷居の低い洋楽と邦楽のロックフェスを目指しています。
さてさて、私の申し開きはここまでにして、今年のラインナップの紹介を。今回はUK勢を紹介します。どちらも本国では大きなバンドですから、日本でも是非、盛り上がって欲しいと思います。主催者として。「ナノムゲン!アウェーだった!プンプン(さとう珠緒風に)」というコアなファンからのDISツイートが私のTLに並ばないことを祈ります。
まずはSUEDEの「TRASH」を。
私がUKロックにズッポしとハマった頃は1995年辺りです。その辺りから、ワーっと追いかけました。OASISの1stやブラーの『パークライフ』がきっかけですね。Radioheadの『BENDS』とかね。SUEDEは、この『TRASH』の入っている3rdアルバムが96年発売というわけで、世代的にはど真ん中だったのです。とにもかくにも、この曲の印象は強烈でした。まさかNANO-MUGENに出てくれるなどとは思っても見なかったので、マニックス、ステレオフォニックスに続いて、自分のステージ以上に緊張しています。
イギリスのバンドは、呼んでみて分かったのですが、文化として、スタッフがバンドをロックスターとしてキッチリ扱うんですね。楽屋などのホスピタリティへの注文もしっかりしている。まあ、NANO-MUGENは無礼のないような最高の対応をしますので(場合によっては観光付き)、そのあたりは問題ないのですが、楽屋でのオーラが半端ないので、僕らもイベントスタッフもドキドキするわけです。で、本人たちがジェントルだっていう、緊張から弛緩みたいな、そういうふうにして毎度、さらにファンになってしまうわけです。
SUEDE、盛り上がって欲しいです。
次はFEEDERの『Insomnia』を。
これ、もの凄い好きな曲だったんです。通学中に口ずさんだりしていました。『Yesterday Went To Soon』というアルバム収録です。これはビデオをTVで観て、日本人がいる!凄い!と、当時燃え上がったわけなのですが、まさかそのタカさんと知り合いになるとは思っていませんでした。グラントも一緒に韓国で焼肉を食べているときは、なんだか不思議な気持ちになりましたし。目の前にいるの、FEEDERだよね?というか。笑。交流を続けるうちに、最新アルバムのボーナストラックにも参加させてもらうことにもなりました。縁というのは不思議なものです。
FEEDERも盛り上がって欲しいです。FEEDERはNANO-MUGENに合わせて、日本を数カ所まわるようなので、そちらも是非、ファンの皆さんはチェックしてみて下さい。
というわけで、私の日記では洋楽バンドについて、本番まで数回に分けて紹介しますね。ではでは。