さて、SE紹介も13曲目。ここから段々と雰囲気変わっていきますよー!

Island IS / Volcano choir

ボルケーノクワイアーというユニットの曲です。来日公演(一昨年だったっけ?)にいけなかったことを、私は一生後悔すると思います。

ボン・イヴェールことジャスティン・バーノンってもう、ソロプロジェクト名が氏名っぽいことで混乱するかもしれないですが、ボン・イヴェールっていうのはUSやヨーロッパの音楽シーンを席巻しているシンガーソングライターです。もう世界中で大絶賛されてますので、この名前も覚えておいて、CD屋でチェックしてくださいね。で、そのジャスティン・バーノンがボーカルで参加している別のプロジェクトがこのボルケーノクワイアーです。

いやあ、良いでしょう?

こういうプロダクションを「ポストロック的」だなんて言葉で言います。ロック的なアプローチっていうのも多様になってきていると思うので、何をもって「ポストロック」というのかはもう良く分からなくなってきましたが(インストポストロックバンドが既に普遍化してロック的だと思えるように)、こういうループ音源を素材にして音像を構築していくことが、まあ、いわゆる「ロック」っぽくないし、エレクトロの要素が沢山入っているわけですね。その辺、なんとなく、皆、ふんわり「ポストロック」って言葉を使っていますので、形骸化した言葉なんだなぁくらいに思っておいて下さい。匂いみたいなもんだんだ、と。じゃあ、何で「ポストロック」ってお前が最初に書くんだよ!って話ですが。

自分たちで実際に弾いた楽器の音や、それ以外の音素材、そういうものを組み合わせたり、ループさせたり、ようはサンプルとして使うサンプリングという手法。これはHIP HOPが興隆して、その後PCが音楽の現場に持ち込まれて以来、まあ、ずっととても有用な手法として鎮座しているわけです。音楽の歴史を再編纂するような、再編集するような行為でもあるんです。また、「新しいものってどう生まれてきたのか」を解説しちゃったような話なんです。で、その前から、模倣とかオマージュっていう形でサンプリングはあったわけですが、それをパクリと勘違いするアホも世の中には沢山いますので、そのあたりは注意して下さいね。そうならないように。笑。

で、もう書きながら、明らかに脱線しているのを分かっているので、話を元に戻しますが、Volcano choirは良いよねっていう、そういうことです。憧れちゃうね、って言う。あはは。なんでこんなに長文になったんだろうか。

ひとまず、聴いて下さい。