ベスト盤のツアーが終了しました。皆さん、どうもありがとう。まずは、私が選曲した開場中のSEを。

 

1.Shuffle/Bombay Bicycle Club(A Different Kind Of Fix)

 

2.Foolish/Ra Ra Riot(The Orchard)

 

3.You Are a Tourist/Death Cab for Cutie(Codes and Keys)

 

4.Ones Who Fly Twos Who Die/Jonathan Boulet(Jonathan Boulet)

 

5.I Can Lift a Car/WALK THE MOON(i want! i want! )

 

6.Proofs/Mates of State(My Solo Project)

 

7.I Might/Wilco(The Whole Love)

 

8.Cruel/St. Vincent(Strange Mercy)

 

9.On and Ever Onward/Dirty Projectors & Bjork(Mount Wittenberg Orca)

 

10.Rolling In the Deep/Adele(21

 

11.Video Games/Lana Del Rey(Born To Die)

 

12.Unluck/James Blake(James Blake)

 

13.Island, IS/Volcano Choir(Unmap)

 

14.笑えれば/S.L.A.C.K.(WHALABOUT?)

 

15.Wake Up/QN From SIMI LAB Feat. MARIA(THE SHELL)

 

16.The Light/Common(Like Water For Chocolate)

 

17.Fallin'/Teenage Fanclub & De La Soul(Judgment Night)

 

18.Everything Is Borrowed/The Streets(Everything Is Borrowed)

 

19.Eye Know/De La Soul(3 Feet High And Rising)

 

「曲名/アーティスト名(アルバム名)」という順に表記されています。気に入った曲があったら掘ってみて下さい。特に意味とかではなく、今の気分で順番に選曲していったら、後半はほとんどHIPHOPの楽曲になってしまいました。どれも良い曲なのでオススメです。

 

 

 

 

ツアーのセットリストは、喜多君の選曲を私が手直しする形で考えました。 「夜のコール」や「真冬のダンス」、「海岸通り」、「融雪」、「迷子犬と雨のビート」、「ムスタング」(武道館2日目以外)、「月光」(武道館2日目のみ)、「ワールドワールドワールド」、「新しい世界」、「或る街の群青」、「惑星」、このあたりは私が特にやりたい!と言ってセットリストに入れてもらった曲です。

 

 

例えば、「夜のコール」の

 

 

　すべてが行き詰まって

　そんな時代になった(本番では「こんな時代になった」と歌いました)

　音楽は既にあって

　僕たちは何を歌うの?

 

 

という歌詞、というか「夜のコール」という曲は今こそ歌いたい曲だと思いましたし、

 

 

 

 

「融雪」の

 

 

　雪解けは間近だ　君にも

　吹き込むようにして　差し伸べるようにして

 

 

という一節には本当の意味での希望があると思ったし、

 

 

 

 

「ムスタング」の

 

 

　嗚呼　なくす何かを

　ほら　喪失は今にも口を開けて僕を飲み込んで

　浜辺で波がさらった貝殻

　海の底には想いが降り積もっているんだ

 

 

というブリッジでは感極まらずにいられななかったし、

 

 

その他にもいろいろ思うことは沢山あったけれども、「迷子犬と雨のビート」で歌っているような悲しみと希望と、真冬に感じる春のような優しさと、「新しい世界」にあるような決意を歌いたかったのです。鳴らしたかったのです。

 

 

セットリストはいつでもバンド側が決めることで、それは僕らの特権でもあるけれど責任でもあって、すべての「あれやって欲しい、この曲やって欲しい」という希望に応えることがなかなか難しいので、「セットリストを決める」って行為はなかなか凄いなぁといつも緊張します。グっと集中して考えます。ベスト盤のツアーにふさわしいのかどうか?っていう問いには完全にYESとは言えないかもしれないけれど、今、演奏したい曲を演奏できました。どうもありがとうございました。

 

震災から一年、気持ちを新たにいろいろなことに取り組んでいくためのエネルギーを会場全体からもらうような良いツアーでした。

 

本当に、本当にありがとう。

 

 

俺、もうちょっと頑張れそうです。