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古川日出男さんの著書『馬たちよ、それでも光は無垢で』読了。
古川さんは郡山市出身の小説家です。数年前に出版された『聖家族』という小説(あまりの巨大さにメガノベルを古川さんは呼んでいる)は、東北6県を様々な角度から編み直すものでした。『迷い犬、デッドエンド』。不思議なシンクロも感じました。
そして、この『馬たちよ、それでも光は無垢で』。今、自分が読むべき小説だったと思う。本でも映画でも音楽でも、大概のものは向こうからやってくる。ただし、準備はしておかなければならない。いつでも何かに触れる準備を。だから私はそれを怠らずに待って、行きずりの書店でこの本を手に取った。そして一気に読んだ。
フィールドワークは続く。