OKIRAI SUMMER 2011
カテゴリ:日記

 

大船渡市の越喜来という地区で行われた復興イベント『OKIRAI SUMMER 2011』に参加してきました。今回はASIAN KUNG-FU GENERATIONでの参加。2トン車の上に設営されたステージの上で40分ほど演奏させてもらいました。共演は細美君、そしてヒナッチ率いるHINATABOCCO BAND。沢山のひとたちがいろいろな場所から集まってくれて、とても嬉しかったです。どうもありがとう。

 

 

 

写真はステージからの様子。観客の両サイドには様々な出店がありました。我々は時間がなかったのもあって、堪能できず...。

 

 

 

観客席からの様子。

 

 

復興ライブとは言っても、街中は下の写真の通りです。瓦礫はそれでもかなり片付いたとのことですが、まだまだ津波の爪痕は残されたまま。震災から5ヶ月が経ったいまでも、このような場所が沢山あることを忘れないでいたいなと思います。復興はまだまだ、これから始まっていくのだと感じます。少しでも、思いやるこころを東北の地に向けられたらと思います。そういう思いの積み重ねが、復興のスピードをあげ、あるいは「復興」という名前の網の目からこぼれ落ちてしまうひとを優しくすくいあげるのではないかと思います。大きなことは出来ませんが、少しでも役に立てることを考えますね。

 

 

 

ライブ会場の中学校から海へと向かう道。

 

 

 

右手には大きな庁舎。3〜4階建ての建物は津波で各階が抜けてしまっている。改めてとてつもない津波の威力を感じる。

 

 

 

河には瓦礫が散乱している。それでも驚くほど水はきれいで、鮎なのか、沢山の魚影が見られた。自然だけは凄いスピードで元に戻ろうとしている。

 

 

 

遠くに小学校が見える。

 

 

 

津波が貫通したのか、向こう側の景色が筒抜けになっている小学校の体育館。川にかかった小さなコンクリートの橋もかたちが変わってしまっている。車が渡ったら崩れてしまいそうだった。

 

 

 

体育館は床が持ち上がり、壁が崩れたかのように片側にもたれ掛かるように朽ちていた。木材なども散乱していて、足の踏み場がない。近寄ることが出来ない。言葉にならなかった。

 

 

 

郵便局。今にも落ちてきそうな天井。無人。まわりにはところどころでヒマワリが力強く咲いていた。川沿いには紫の美しい草花もあった。人造物だけが無惨なかたちを晒している。自然は美しくしたたかに夏を謳歌している。少し悔しく思う。きっと我々は自然から学ばないといけないことが沢山あるのだと思う。そんなことを考えながら、街を歩いた。

 

いろいろなことを考え、行動に移していかなければいけませんね。復興のこと、エネルギーのこと。それはこれからの僕らの生き方とか、社会とか、国というものに繋がってきます。自分は何の役に立てるのか、そんなことも毎日考えています。

 

 

2011-08-17 1313542073
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