【NANO-MUGEN アーティスト紹介】 佐野元春
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今回紹介するのは、NANO-MUGEN FES.2日目に出演する佐野元春さんです。

 

 

 

 

2010年の中でも、佐野元春さんとの出会いはもっとも大きな出来事だったと思います。マジックディスクを制作するにあたって考えていたこと、例えばHIP HOPと言葉、その有用性について、遡ってビート文学について、その血脈について、ボブディランについて、ロックンロールについて、音楽と詩について。そのすべてが重なりあって、佐野元春という偉大な先輩との対面に繋がったのではと思っています。ソングライターズという、近年では稀な素晴らしい音楽番組に出演できたことも、とても幸せなことでした。

 

音源の素晴らしさもありますが、やはりとても先鋭的な方です。世に出たてのマッキントッシュを持ってソニーの社長室に乗り込み、「これで僕らの音楽が変わります」と言ったという逸話(セリフが正しくないかもしれませんが)を含め、当時から、ずっと先の未来を直視しているような眼差し。それでいて、若手ミュージシャンを対等に扱ってくれる、とても素晴らしい方です。

 

音楽については、特に私が言うまでもないです。名曲ばかり。

 

例えば、『SOMEDAY』の“HAPPINESS&REST"の部分に宿る青い切なさとそれを抱きしめる許しというか優しさ、ほっとするんだけど切ない、こうして言葉にしても言い当てられない感覚があるんですよね。それが、言葉とメロディによって掬い上げられるような。なんでこんな言葉をこんなふうに歌えるんだろうと、感嘆してしまいます。『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』、『約束の橋』、これはあげていったらきりがないので、各自ネット検索して聴いてみて下さい。

 

 

ビデオはオフィシャルチャンネルから。

 



 

 

本番のセットリストが気になりますね。とても楽しみです。もしかすると...が...するかもしれません。

 

2011-07-14 1310608352
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