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大船渡リアスホールでのラコスバーガー炊き出しの模様。プラカードを持っているのは、我らがラッコさん。
まずはパンを切る役を担当。ハンバーガーを炊き出し。
バーガーが出来上がる間に、ラッコさんのもとに集められた物資を分配。フリーマーケットのようにして好きなものを持っていってもらうスタイル。調味料、そしてコーヒーなどが人気。
炊き出しを配る時間が近づいたので演奏の準備。
なんとブッチャーズ吉村さんが俺のギターをチューニングしてくれた。嬉しい。6弦がDにドロップしたチューニングで驚いた。レギュラーに戻す。
ハンバーガーを取りに来た避難所のみなさんの前で熱唱。もちろん、聴かずに帰っていくひとも多数。でも、こうして喜んでくれるひとがいるのは嬉しい。なにか原点を思い出させてくれるステージでした。歌わせてくれてありがとう。
続いて吉村さんも。こんなに近くで聴けるなんて、贅沢。
その後は女川方面から来た車にお米を詰め込む。これはブラフマンチームからのお米も含まれていた。
私は兼ねてから被災地のど真ん中に行くことに及び腰だったけれど、「観て欲しい」という地元の方々の言葉で決意した。焼き付けて帰ることにした。バックホーン岡峰光舟と吉村さんとで海辺の街を少し案内してもらった。言葉には出来ない風景だった。匂いもあるし、ハエもいる。ネコなどはいない。TVで観ただけでは追いつくことのできない状況がそこにはあった。絶句。
その後は先方の時間にあわせて、ハンバーガーの配達へ。
岡山のスケーターが無償で差し出してくれたというスケートボードを地元の子供に配った。
一緒に練習。
その後は保育園へ。子供たちは元気一杯。「ハンバーガー欲しい人!!」「ハ〜イ!!!」
(この保育園は丘の上にあるが、目の前まで津波が押し寄せ、運動場からは廃墟のような街並が一望できる。そういう場所に子供たちが通っているという事実に、とても驚き、複雑な気分になった。)
結構、子供に人気あるんです、私。
というわけで、この日は吉村さん特性のキムチ鍋を皆でつついて、終了。ケセンロックフェスわまりの皆様のお世話になりました。ありがとう!!!
陸前高田編は後日更新します。
撮影:菊池茂夫