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ラコスバーガーのラッコさんが行っている炊き出しに参加してきました。今回の炊き出し先は大船渡市と陸前高田市。写真は初日、大船渡リアスホール中庭での炊き出しの様子。
前日には宮古で、ここでもよく紹介しているKOさんが中心となってパワーストックというライブイベントが開催されました。素晴らしいですね。その流れでラッコさんたちは大船渡に入り、炊き出しをして岡山まで戻るということ。私はそこに参加させて頂いたというわけ。地元の新聞でも紹介していただきました。感謝します。
この日は炊き出しの準備のあと、上段の写真にあるハンバーガーを作っているテントの前でブッチャーズの吉村さんと一緒に数曲歌いました。その後は物資の積み込みを手伝ってから複数の避難所にハンバーガーを届けました。
大船渡保育園ではこのようなプレゼントを逆に頂いて感動しました。目の前には瓦礫の街が広がる高台にある保育園。園児たちは底抜けに明るく、一時間くらい一緒に遊びましたが、こちらが逆に元気をもらうという感じで、「ありがとう」と言わないといけないのは我々のほうでした。大船渡保育園の皆さん、本当にありがとうございました。帰りにもらったモチモチシュークリームが驚くほどに美味しかったので、今度大船渡に行った際にはどっさり買って帰ります。
夜はKESEN ROCK FES.の皆さんを頼って、一泊させて頂きました。
鍋奉行がキムチ鍋を完成させたところの写真。「NO ALBUM」(ブッチャーズの新譜にして名盤)のTシャツがまぶしいですね。酒飲みの味付けで美味しかったです。
次の日は陸前高田第一中学校で炊き出し。ハンバーガーを配ったあとで、皆さんの前で数曲歌わせていただきました。
このように食事中の皆様の前で。自己紹介からはじめましたが、大変な大汗をかきました。あたたかい拍手を頂いて、とても嬉しかったです。
炊き出しメンバーが撮影してくれた写真。マイク一本をギターと歌の間に立て、ほぼ生音のような環境で演奏しました。
仮設住宅の建設が進んでいるとはいえ、被災地はまだ瓦礫が積み上がったまま、避難所暮らしを様々な理由から強いられている方が大勢いらっしゃいました。僕らがTVで観たり聴いたりしている状況よりも、スケールが大きい話です。最早、行政のような大きな力が働かないと、片付いてはいかない問題です。ゆえに、政治の停滞には頭が痛いですよね。政治家の皆さん、しっかりして欲しいです。
僕らは、そういった行政などの大きなマス目の支援がこぼしてしまうところに、キメの細かい支援を続けていけば良いのだと思います。というか、それしか出来ない。だから地道にこういう活動を続けているひとたちを支援したいし、強い声で「しっかりして欲しい!」と政治家たちに言うべきなんです。いろいろな場所で声を上げることが大切。まずは関心を持ってほしいです。
直接支援ができなくても、国の復興のあり方や方針、あるいは政治について、市民が強い関心を持つことのパワーは大きいです。ひとりが持つ権利は一票だけど、日々、いろいろな場所で意識の高い会話がされている土壌から生まれる一票の強さを思います。それは機運として高まるので。民意として、国を動かすことも多々あります。
これは本当に難しい話でもなんでもなくて、他の国だったら当たり前なのです。自分の国の、政府がやっていることに関心を持つこと。それが復興支援に繋がることを忘れないで下さい。