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被災地では、未だ行方不明者の捜索が続いているという。まったく同じ想いを引き受けることは出来ないけれど、自分以外の家族を一度に亡くした場面を想像すれば(もちろん、想像では追いつけないだろうけれど)ギューっと背中から首筋を抜けて後頭部まで何かが走り抜けて、たまらない気持ちになる。目頭が熱くなるが涙が落ちない。30歳を越えてから恐ろしく涙もろくなったけれど、どこか寸でのところで泣くの堪えている。
「みんなひとつだ」と言うコマーシャルを観た。
この言葉に、何らかの強制的な事柄が伴わないことを祈る。悲しんでいるひと、未だに何だか実感のわかないひと、とりあえず逃避するひと、いろいろ居ていいじゃないかと思う。ただどうにか、社会の全体的な矢印の向きだけは「ひとつ」の方向に向いていてほしいと思う。乱暴に言えば「ポジティブ」な方向に。で、それは出来るひとたちがやれば良いと思う。悲しんだり、落ち込んだり、絶望しているひとたちを包み込んで進むような、そういうエネルギーの「向き」であって欲しい。
原子力発電所のことは相変わらず恐ろしい。これは偽らざる率直な心境だ。だから精一杯、恐怖と向き合っている。逃避もしている。
追記。
ツイッターでTLに流れて来た、とある看護師の日記。言葉にならない。