アナログ工場見学 その4
カテゴリ:日記
さて、今回は最終回です。

前回はスタンパーを作るという過程まで観てきました。今回はその続きです。







このように、手のひら大のビニールの塊をスタンパーで押し広げて、レコードは作ります。

つまり、スタンプを押すように、上からギュっとプレスするわけです。

本来は原料となるこのビニール、透明なんだそうです。堅さを出すためにカーボンを混ぜて、レコードは黒色になっているとのこと。









このような機械でプレスされています。(この機械はシングル用)

先ほどの塊を2枚のラベル(これがレーベルという言葉の語源)ではさみ、ガシャンとプレスし、まわりの余分な部分を切って出来上がり。

切りとられた余計な部分は集められて、またレコードの原料になります。エコ。









この日は偶然にもNADA SURFの7インチシングルのレコードをプレスしていました。

B面はなんと!我々の「ムスタング」の英語カヴァー!!

こちらこちらで購入できます。









見学を拒むヤツ。

理由は不明。









こちらは見過ぎなヤツ。









こちらはLPレコード(要はアルバムのこと)をプレスする機械。

やはり大きいですね。









この日はなんと!我々のツアーにも参加してくれたLOSTAGE新しいアルバムをプレスしている最中。

NADA SURF共々、この日は縁のあるバンドの音源がプレスされていてアガる!

レコード盤はこちらでも。









プレス完了。

このあと、レコードは全て手作業でジャケットに詰められていきます。手作業でないと傷がついてしまうということ。

こういう人の手がかかっているところ、なんか良いですね。

想像すると、あたたかい気分になります。





アナログ工場見学、どうだったでしょうか?

世の中にはいろいろな音楽の聴き方があって、レコードもCDも、ダウンロードファイルも、それぞれに魅力があるのだと思います。私も、現在ではいろいろな方法で音楽を楽しんでいます。



バンドやアーティストたちの想いだけでなく、レコーディングに関わるエンジニアやスタッフの皆さん、工場の従業員さん、レコード会社のスタッフ、そしてレコード(CD)ショップの店員さん、多くのひとの想いが乗っかって、音楽は皆さんの手に届く。

そういうことを想像すると、作り手である我々も、引き締まる想いと同時に、なんだかあたたかい気分になりますね。



そういう想いで、世の中が回転していくと良いですね。

そんな希望を、私は音楽に抱いています。

そして、何かそのヒントというか、あたたかみの原点をレコード工場に見たような気がしています。



それでは!皆様!引き続き、良い音楽ライフを!!!!!

なんかこう言う企画、楽しいですね。

また、何かやります!!!!
2010-05-31 1275232320
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