ボーダー&レス
カテゴリ:日記
更新が遅れてすみません。



藤代泉さんの小説「ボーダー&レス」を読んだ。

大変、面白かった。

テーマは普遍的なものだと思うけれど、モチーフにとても扱い辛い事柄を選んでいる。そこを取り上げて問題作と言われてしまうことがあるのかもしれないけれど、なんとなく、そのモチーフに注目し過ぎては読み取るべき部分から逸れてしまうように思う。

この作品の主題に私は強いシンパシーを感じるし、とても面白い作品だと思った。芥川賞受賞作品は数年前から、文藝春秋に全文掲載されるのを読んだり、途中で放り出したりているが、残念ながら受賞しなかったこの作品に私はとても引き込まれた。



「愛」では埋まらない溝。

それでも「愛」でしか埋まらないこと。



「愛」という言葉が本当に意味することを、私は言葉で書き表すことができませんが、この小説と同じ時代に「新世紀のラブソング」を書くことができて良かった。

そんなことを思いました。





30日。107stにてリハーサル。



31日。大崎のお洒落なスタジオにて写真撮影。

なぜか六本木にひとり、勝手に集合してしまって大汗をかいた。急いでタクシーで移動。遅刻。



1日。エイプリルフール。嘘をついたり、107stで練習したり、忙しい1日だった。



2日。DELPHICのライブを観に渋谷へ。

言うならばイギリスのオタクたちのバンドだと思うけれど、とにかく曲が良い。良い夜だった。



3日。渋谷スペイン坂にてラジオ生出演。サテライトスタジオは動物園のようで苦手だ。

その後は、いくつかのラジオ収録。



4日。都内のスタジオでライブリハーサルがスタート。



5日。猛練習。



6日。リハーサル後、建さんとふたりでASHを観に行った。

久々に彼らと対面することが出来たけれど、NYの話などで盛り上がった。また夏にフェスティバルで来日するとのことで、また会おう!と約束して帰宅。

ライブも新旧織り交ぜたセットリストで、大満足の一夜だった。



7日。ペイヴメントを観に新木場へ。

素晴らしいライブだった。40を過ぎたオッサンたちが、こうも自由かつアグレッシブに音楽を楽しんでいる。それだけである種の夢を見ているような空間だった。理想郷に近い。

ああいうオジサンになって、40を過ぎても音楽好きの集まる場所で演奏できたらなと思った。そういう歳の重ね方をしたい。



8日。アルバムの歌詞・英語訳の作業。

そして散髪に出掛けた。毎度、モッサリしてしまうので、結構派手に刈り上げてみた。でも、山さんのような短髪ではない。やっぱり、耳が出るか出ないかくらいの長さというのが一番落ち着く。短髪に何度かしたことがあるが、何故かとても不安な気持ちになる。見せなくていいものを世の中に晒しているかのような恥ずかしさを感じてしまう。何故かは不明。でも、そう思ってしまうのだから仕方ない。

モッサリしないで髪を長く伸ばすことは、髪質や毛量の問題で無理があるように最近自覚した。





そして。

そろそろアルバムに関する諸々、例の夏のFESについてのインフォメーションなどの告知がスタートすると思います。

今年の夏から秋、来年にかけては盛りだくさんになるかと思いますので、よろしくお願いします。

自分でも、早いこといろいろ告知したくてウズウズしています。

ひとまず、来週のスクールオブロックで「迷子犬と雨のビート」がフルオンエアになります。

聴けるひとは是非、チェックして下さい。



では。
2010-04-08 1270736640
©2010 Sony Music Entertainment(Japan) Inc. All rights Reserved.