武道館 or DIE
カテゴリ:日記
12日。丸々1日、自室スタジオで作業。諸々。



13日。久々に散歩に出掛ける。

昼真っからどこぞのカフェにてラブ・ビアー!!大変良い気分だった。



14日。午前中からスタジオで作業。夜は武道館へPOLYSICSを観にメンバー全員で出掛けた。



ライブは本当に楽しかった。

デビュー10周年のライブでもあり、キーボードのカヨちゃんの最後のライブでもあった。だけども湿っぽさを殆ど感じさせない圧巻のエンターテイメント性だった。

声を出して笑った。誰かのライブを観て、こんなふうに明るい気分になったことは、多分今まででも数えるくらいしかない。魔法みたいな瞬間が何度もあった。

歌っていることの意味を観ている人たちも殆どわからない。私もわからない。プログレみたいなアレンジも奇抜なアイデアも、音楽を作ったりしているひとでなければわからないかもしれない。でも、そういう難しく考え

がちな思考を置き去りにして、そこから感情や感覚だけを抜き取って、エネルギーと演奏でガッツリ一万人の心を何処かに連れていってしまう。ロックバンドなんてそれでこそ!と言わんばかりのステージだった。

途中、もう何度も「ここ何処?」っていう気分になった。国籍のよくわからない音楽と一緒に、とりあえず何だかとても幸せな場所に居た。それを言葉で説明する必要なんてまったくないんだな、意味や言葉に置き換えてしまう前に、そこには圧倒的な音や人間や、それらの喜びがあるんだな、と思った。思ったのは終演後しばらくしてだけど。ライブの最中と終わった直後は「楽しい」以外の言葉が見当たらなかったもの。

POLYSICSは海外での評価が高い理由はそこだと思う。言葉の通じないひとたちでも、彼らはそのエネルギーと演奏でどこかに連れて行ってしまう。簡単には言えるけれど、そんなに簡単なことではない。

POLYSICSは改めて凄いバンドです。



皆で飯を食い、帰宅してからひとりでビール。

カヨちゃんが最後までカヨちゃんだったことを思い出して、胸がちょっと熱くなった。



素敵な夜でした。

ありがとう。





追記。

POLYSICSのライブ中、山ちゃんがずっとマスクをしていたのだけど、あれは何だったのだろう。

行きも帰りもしていなかったし、開演前やアンコールを皆が求めて拍手しているときなんかも外していたのに、演奏が始まって隣をみると、山ちゃんはマスクをしていた。

本当に、何の意味があったんだろう?
2010-03-15 1268628720
©2010 Sony Music Entertainment(Japan) Inc. All rights Reserved.