悲しいニュースの訪れと共に、風邪をひいた。
まずは右の鼻の穴から、とめどなく鼻水が溢れ出し、何日か経って今度は左の鼻に転移。
右の鼻の穴からは、今度はうっすらと鼻血。
地球上の全てのものごとは絶えず変化し続けている。
留まることを許されていない。
生命は、生まれたときから死ぬことが決まっている。皆、平等に死からは逃れられない。
それでも誰かの死を前にして、悲しかったり寂しかったりするのはなぜでしょう。
なんだか言いようのない気持ちになったりするのはなぜでしょう。
私にはわかりません。
わからないけれど、理由なんてわからなくてもいい気がします。
それを丸ごとポケットにしまいこんで、私は進もう。
風邪を治したい。