今日は歌詞を書き、そして仮歌の録音などを自分の作業部屋で行った。
大分この環境にも慣れて、リリースは出来ないけれどデモとしては良い音質で音源を作れるようになった。
ご覧のように電気をバンバン消費しながら。
自宅に戻り、久しぶりにゴールデンタイムのTVをザッピング。TV東京では「最強ラーメン伝説」という番組がやっていた。
なぜだかこの番組を良くみかけることが多い。あまりTVを観ないのに…。ラーメンが好きだからかな。
基本的には人気ラーメン店に5人の審査員が出掛けていってラーメンを試食し、そのうち3人が「参った」と言うと伝説のラーメンとなり「参った」と書かれた板をもらえるという内容だ。
審査員は毎回、ラーメン王、支那そばやの佐野氏、なんつっ亭の大将、大勝軒の親父さん、そして誰かしらの芸能人という顔ぶれだ。
私が観たことのある回では、大概の場合は支那そばやとなんつっ亭の店主以外が「参った」となって、番組が盛り上げられていた。特に芸能人の枠はいわゆる「参った」要員と言う感じで、彼らが毎回「参った」と言うお陰で店のメンツも保てるし、「3人目はどうなんだ?」的な展開になっている。
ふたりの辛口審査に撃沈2連発のあと、最後の大勝軒の親父さんが仏様のような顔で「参った」みたいな。
そんなルーティーンをブッ壊すべく現れたのが高田延彦だ。
このひと、全然「参った」と言わないのだ。
なんというか、完全に趣旨とか役割を無視してガチンコ過ぎて、「この人選はどうなんだろう?」と勝手に心配していたのだった。というか、それがツボにハマって楽しみにしていたところもある。
そして今日、たまたま点けたTVに映っていたのは高田延彦。
私の好きな(アジカンでも仕事終わりで何回か皆で行ったことがある)「ふくもり」という環七沿いのラーメン屋で既に審査が行われていた。なんとあの佐野氏も「参った」とのことで番組は進行していた。
その後、「絶対に参ったと言わない男」的な扱いで
ジャッジを始めたのが誰あろう高田延彦だ。
凄い。
完全に役割を奪ってしまっている。
誰も高田延彦にそのラーメンが伝説がどうかガチンコでジャッジして欲しいなんて思っていなかったはずだ。
だけど、いつしか「高田延彦を参ったと言わせたら凄い」ということになってしまった。
空気を読まないのもここまで来ると番組のド真ん中になってしまうんだ!と感動したのであります。同時に笑ったけど。
KYも貫いたらそれ自体が場の空気になることもあるんだなと、良い話だなぁと思ったのだった。
笑ったけどね。
とりあえず、高田延彦は凄い。