ひとまず今日でレコーディングは一旦小休止。
取材やPV撮影、ライブやレコーディング後半戦(このタームの)に向けてのリハーサルを今週末から行う予定。
今週は久しぶりに都内のSONYのスタジオでレコーディング作業を行い、そのバブリーな雰囲気に戸惑ったりした。天井が高過ぎてドキドキする。
「ここ借りるの高いんだろうなぁ…」みたいな、そういうドキドキ感がいつまでたっても抜けない。
ちなみに私、取材でSONYに行くと必ず守衛さんに止められます、「どちらへ?」というような趣旨で。まあ、それは外見上しかたないのだけど、身分を明かした後に「す、すみませ~ん!!」というような空気に毎回なることを実はいちばん気まずく感じている。なんかこちらが逆に申し訳ないような。はは。
まずは何日か前の桜木町の写真。
私のカメラはズームがないので、友達の結婚式やなんかでは全く役にたたないことが多い。
普通に風景を撮るのにも悪戦苦闘。
これは先週のプリプロダクションの風景。
観光やショッピングに訪れたひとでごった返す休日の桜木町の駅前では、このような募金活動をする高校生。
とても感心した。
あしなが育英会という団体。
ひとくちに奨学金と言っても、いろいろなものがあるのだね。
困っているひとを金銭的に援助するとき、それがお互いに日本で生活している場合には、もちろん等価でということになる。1円は1円だということ。
それはなかなか大変なことだと私は思う。
外国為替における円の強さは、ここでは発揮されないのだから。
海外の絶対的な貧困に目を向ければ日本人は恵まれていて、あるいはその貧困の一旦を担っていることもあると思う。
そいうことに対する罪悪感はいろいろな本を読むにつれて、私のこころの中で根を伸ばし続けている。
それとは別に、案外と身近なところにもいろいろな理由で困っているひとがいたり、社会の構造が生んだ相対的な貧富の差があったりする。
とても難しい問題だと思う。
「だったらあなたは生活に必要でないお金をすべて投げ出せますか?」
そう問われたならば、「はい」とは言えない。
新しい音楽の機材が欲しい。自転車のパーツが欲しい。洋服が欲しい。たまには美味しいお酒が飲みたい。
そういう欲求を放棄せずに、一丁前に罪悪感や問題意識ばかりを膨らませている自分は何なんだと、そう思う。
皆の言う通り。
免罪符はない。
にしても高いビルですなぁ。
そそり立つのはまるで私の欲望か。
ズーン!!ってな。