チャリンコと大相撲と私
カテゴリ:日記
今日から自転車通勤をはじめた。

自宅からスタジオまで、延々とゆるやかに登っていることが判明。だから行きがとてもしんどくて、帰りが楽。でも、ところどころにアップダウンがあるので、全体的に考えると結構大変。

三日坊主で終わらないように頑張らなければ。

趣味の欄に堂々と「自転車」と書けるようになりたい。

街を走ってみるとわかるけれど、結構なキャリアと思わしきチャリンコライダーたちと沢山すれ違ったり、もの凄いスピードで追い抜かれたりするものね。チャリンコと呼ぶにはふさわしくない自転車に乗っているし、皆。マシンという感じ。

今日はママチャリの学生(野球部)にも抜かれた。あれにはカチコーン!と来たけれど、どうにもこうにも追いつけず。

情けない。





そして、昨日は渋谷までスパルタローカルズの解散ライブを観に行った。

解散するということが信じられないくらい、とても素晴らしい演奏だった。本当に格好良かった。



彼らを初めて観たのは下北沢シェルター。彼らはバッキバキに尖った演奏で、悔しいくらいに格好良かった。

ART-SCHOOLの桜井さんの後について行って打ち上げにもちゃっかりと参加したのだけれど、ステージの前で殺気だけを前面に出したような顔で佇んでいたのが安倍コウセイだった。話しかけられるような雰囲気ではなかった。

初めて共演したのは渋谷のクアトロだったかな。楽屋で少し話をしたけれど、全く会話になっていなかったように思う。コウセイ君はおちょくり半分で私の乳首をTシャツの上からずっとイジっていた。彼の目は笑っていなかった。とりつく島もない感じ。

その頃の印象はとても強烈に残っている。後にも先にも、あんなに心を開いていないひとに会ったことがなかった。その後、彼は徐々に柔らかい印象に変わって行ったけれど。

私はずっと彼のそんなキャラクターを、それを強烈に内包しているスパルタローカルズの危なっかしい空気を、とても格好良いなぁと思っていたのだった。ロック然とした尖り方が羨ましかった。



とにかく同世代感が強いので、とても複雑な気分。

本当に良いバンドだったから。



観客も、最後の2曲くらいまで、終わってしまうことをあまり意識しなかったのではないかな。そうさせないようなパッションとエネルギーだったから。錆び付いたり、ギクシャクしているところも皆無だった。

ギラギラのまま、尖って突き刺して、でもどこかに包むような温かさも持っていて、そういう印象で彼らは最後の曲を演奏し、去って行った。

終演後、観客達が大合唱する「トーキョウバレリーナ」も感動的だった。



今、彼らの「Fly」という曲を聴いている。

最高だよ、本当に。
2009-09-25 1253808960
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