最近の洋楽CDは、私が新譜を買ってしまったあとで、後出しジャンケンのように限定版がリリースされて困る。
例えばウィーザーのレッドアルバムにしても、最終的にDVDまで付いたものがリリースされて、なんだかなんだファン心理でそれを買ってしまうという状況。嬉しいが、「そういうの出すなら先に言って!」という感じだよ、本当に。
NANO-MUGEN FES.に出演するMANIC STREET PREACHERSの新譜「JOURNAL FO PLAGUE LOVERS」に関してもそう。
CDケースと一体になっているブックレットにリッチーの歌詞、アートワーク、そしてアルバム曲のデモがそっくり全曲ついてくる(DISC2)。
まさに「先に言ってくれよ!」という内容。熱狂的なファンは皆買い直ししてしまうよ、これは。
まだ買っていないひとで、購入を予定しているひとは断然にこちらがオススメ。ちょっと高いけれどね。
書籍で言うならばハードカバーという感じで、ブックレットがとても良い。
我々もこういうパッケージが良いなぁ。
前に一度、会議で変則的なパッケージを提案したら、メンバーに完全否定されたことがあったな、そう言えば。
「CDラックに入れにくいので嬉しくない」、「普通のパッケージが無難で良い」というような実用的なニュアンスのことをここでも言われたのだった。
あの実用的軍団(3名)をねじ伏せるのはとても大変。
「CDラックに入らない」というのは少しわかるのだけど。ははは。
中村君の絵で飛び出す絵本みたいなブックレットにしたら最高だったろうに、「ワールド ワールド ワールド」。
最早、中身はどう考えても複製可能なデータであるというのは、CDというメディアにとっては逃れられない事実。
かといってDVDとかをガンガン付けて、ジャケット違いみたいな、いろいろなバーションを作って商売に精を出すのは完全に間違っている。
ケースや歌詞カードまでひっくるめてそれが表現であるような、そういうものを作り続けたいなぁ。そういうものは、絶対に残るから。
隅々までエネルギーを行き届かせないならば、最早CDはデータ配信では不可能なまでに高音質化する以外に生き残る道はない。iTunesには勝てないでしょう。便利だもの。
CDがレコードやテープを時代の端に追いやったのは、CDが断然に便利だったからだもの。
人間だもの。
随分と前から、私はプラスチックのケースをリサイクルに出している。
一部のCD(個人的に墓場まで持って行きたいような愛聴盤)以外はソフトケースに詰め替えているのだ。
これはかさばらなくて良い。
最近は紙ジャケのCDも増えている。
私は好きだな紙のジャケット。理由を説明するのは難しいのだけど、プラスチックよりも手触りなどが生理的に好きなのだ。
このようにSUPERCHUNK久しぶりの新譜も紙ジャケだった。
そういえば去年リリースのportastatic(SUPERCHUNKメンバーのソロ)のCD、まだ開封していなかった。聴かねば。
しかし、写真の撮影技術が向上しないなぁ。
ピンボケ三部作。
追記。
つうか、NANO-MUGENコンピにしっかりTシャツ付けてるじゃんか!アジカンさんよ!!って感じだよなぁ。
こんな日記を書いても。
通常版も同時発売なので、両方買ったりしないで下さい。
ゴ