東アジアの空気が一気に張りつめた。
というか、むしろずっと緊張状態は続いている。
韓国にライブをしにいくと、街中には軍服を来た人々をかなりの頻度で見かける。我々よりも見かけが若いひとがほとんどだったように記憶している。
とても複雑な気分だった。
やはり日本とは危機感が違うということがとてもよくわかる。それが日常に存在するのだから。
とても難しい問題だ。
日本国憲法第九条 戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認
(1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
これをどう読んでも、先制攻撃は憲法の範囲からはこぼれてしまう。つまり、違憲ではないかと私は思う。
ソマリア沖での船舶の護衛活動については、憲法の範囲内だという読み方もできると、私は思う。
ただし、
(2)前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
という文章の解釈はとても難しい。
いろいろな意見があるでしょう。
それは常々、話し合われるべきだと思う。
私が思うのは、たとえば外国に日本人が出掛けて行って、なにか居心地の悪いような、後ろめたいような気分になることを、政府にはして欲しくない。
例えば、ブッシュ政権下でアメリカの友人が「今はどこへいっても自分がアメリカ人と言い出しづらい」と言っていたように。
私はそういう意味で、「私は日本人だ」と胸を張っていられる国であって欲しいと思うし、日本人であることに誇りを持ちたい。
そういうことが、私にとっての愛国です。
とにかくこういうことは、もう皆で避けないで、若い人からお年寄りまで、みんなで話し合う必要がある。
家庭で、居酒屋で、学級会で。
そう思う。