ついにツアーの終着地、鎌倉2DAYS。
地元であることの安心感とファイナルであることの緊張感が混ざり合って、楽屋はとても不思議な空気。
表情は明るいが実は緊張しているひとや、緊張したような面持ちであるが実は弁当のことしか考えていないひとなど、メンバーの雰囲気もそれぞれ。
それぞれではあるが、気合いだけは一様に心一杯に満ちている。
そんな気合いの入るライブの日は9割がたチェックのシャツと心に決めているヤツがひとり。
ヤマさんの気合いの源。
「歳をとって更に美味く感じるようになった」と、ヤマさんは語った。
長いツアーの最後とあって、両日をかけて「演奏もハプニングもこのツアーの全てが出たなぁ」というライブだった。
ドキっとすることもあったし、自分で笑ってしまうような出来事もあった。
何もツアーファイナルの2公演に限ったことではないけれど、とにかくいろいろな感情に塗れた。
それでこそなのだと思う。
参加してくれたみなさん、どうもありがとう。
2日間、とても良い夜を過ごすことが出来ました。
そして、とても良いツアーだったと心から思います。
各地の皆さん、本当にありがとう。
ホールツアーは初めての試みで、手探りなことも多かったし、それでいて確信もあったのだけど、観客の皆さんととても良い時間を共有出来たと思います。
普段はなかなかライブハウスに来られないというようなひとも、座席指定ということで参加できたという話しも聞き、とても嬉しく思います。
もちろん、そういうことが目的のひとつでもあるので。
新しい出会いはいつだってキラキラしていて、我々にとっては財産そのものです。
ひとつのことをひとつの場所でやり続ける強さみたいなものも存在すると思うのだけど、表現する側が意固地になりすぎるとそれは閉じられたものにしかならないから、ライブハウスへの愛着がありつつも「ライブハウスでなければ出来ません」というような考え方ってどうなんだろうと、自ら選択しているようでいて逆に限定されているのは我々のほうではないかと、そう考えるようになったのがこのツアーをはじめるきっかけです。
そして、我々は心底、このツアーをやって良かったと思っています。もう一周して、「出来れば観たかった」と思ってくれているひと皆に見せて回りたいくらいです。
チケットの問題で観られなかったひとにも、なんとかこのツアーの模様が届くようにと計画中なので、それはまた決まり次第報告します。
さあ。
追加公演。
新しいシーズンの始まりだと思って、我々は楽しく演奏したいと思います。
来場される皆さん、よろしくお願いします。
ASIAN KUNG-FU GENERATION
追伸。
東京FMでのラジオ番組、一旦お休みということで、長い間聴いてくれた皆さんありがとう。
そしてスタッフの皆さんも、私の日記という場で申し訳ないですが、本当にありがとうございました。