繋がる、繋がらない
カテゴリ:日記
「生きるのがつらい」といって建物の火をつけても、秋葉原にダンプカーで突っ込んでも、見境なく刃物を振り回しても、奇跡なんかは起きない。

何事も無かったかのように、新しい人生が始まったりはしない。



皆、社会と、他人と、友達や恋人や、家族と、繋がっていたいと言う。愛されたいと言う。

その視点には、客観がない。

常に物語の中心に、自分が座っていると思っている。



生きるということはゲームでもなければ、ドラマでもない。

もちろんハッピーエンドはない。

なぜなら死ぬまで話は続くからだ。



いつからか、皆、自分のことばかり考えている。

そういう空気が充満している。



飛び出さないといけないね。



そういう音楽が必要だと思う。

だからそういう音楽を作りたい。

「繋がる」だとか「繋がらない」だとか、そういうことも飛び越して、時代の、君の、私の、その暗部に直接ジャックを突っ込んで、全てを塗り替えるような魔法の音楽。

それを皆が皆違うようにバラバラのまま、混沌のまま、共有したい。

手なんて繋がずに、「良いよねぇ」なんて確認もなしに、言葉も置き去りにして共有したい。



そのためにはいくつかの言葉と旋律が必要。

それを探そう。



抗う。

この時代の、空気に、ムードに。

抗ってやる。



ロックンロールは、音楽は、魔法だ。



潜れ!潜れ!と心が言っている。

奥の奥にタッチして浮き上がったその時に、それは鳴る。

そう信じて、始めよう。



しんどいぞ。覚悟しろ。

でも、私は進む。
2008-10-02 1222878660
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